1998年10月より、NHK教育テレビ(Eテレ)にて放送がスタートした『おじゃる丸』は、現在、第21シリーズが放送中の人気長寿アニメシリーズです。“まったり”という言葉に代表されるほのぼのとしたストーリーとかわいいキャラクターで幅広い世代に人気がある本作は、2018年10月に放送開始満20年を迎えます。
『おじゃる丸』は、架空の世界を舞台に物語を展開していますが、長編特番では、ファンタジーのタブーを打ち破って戦争がテーマに扱われました。また、昨年11月には実写ドラマ化されるなど、放送開始20年を迎えてもなお、新たな挑戦を続けています。
放送ライブラリーでは節目の年にあたる今夏、『おじゃる丸』シリーズの作品の魅力を、アニメに登場する町を再現した展示空間の中で、「おじゃる丸」を始めとするキャラクターたちと触れ合うことができる体験型アトラクションで紹介するほか、設定資料や原画、台本、絵コンテ、制作者へのインタビュー映像などで作品の作り方についても解説します。子供も大人も楽しめる体験型の展覧会です。
この機会にぜひ、お茶の間に癒しを与え続ける「おじゃる丸」の世界を体感してください。
【番組概要】
◆放送 NHK Eテレ 毎週水曜~金曜 午後6時00分~10分
◆ものがたり
今から千年前、ヘイアンチョウの妖精界で、妖精貴族のミヤビなお子さま・坂ノ上おじゃる丸は、たいくつな毎日にあきあきしておりました。
あるとき、エンマ界に足をふみ入れたおじゃる丸は、「エンマ大王のシャク」を手に入れます。そして、おこったエンマ大王からにげまわるうちに、「月の穴」に落ちてしまいました。
おじゃる丸は、月光町という町にたどりつき、カズマという少年に出会います。月光町は、おじゃる丸にとってめずらしく、おもしろいものでいっぱい。特に、はじめて食べたプリンの味には夢中になってしまいます。
月光町をすっかり気に入ってしまったおじゃる丸は、カズマの家でくらすことにしました。
エンマ大王のシャクをとりかえそうと、子鬼トリオもやって来ました。変わり者ばかりの町の人たちもまきこんで、にぎやかでゆかいなさわぎがくり広げられます。
【展示内容】※展示内容は変更になる場合があります
1.はじまり
あらすじやキャラクターをパネルや体験型展示で紹介しながら、物語の世界へ誘います。
2.おじゃる丸の世界を探検
舞台となる「ヘイアンチョウ」と「月光町」をキャラクターフィギュアなどの展示物で再現。会場では、"エンマ大王のおさばき"を受けたり、"冷徹斎と公ちゃんのまったり度占い"でまったり度をチェックできるほか、
"ちっちゃいものクラブ"の集会がある満願神社や、館長さんとオバケがお出迎えしてくれるオバケ屋敷など、アニメの世界を登場キャラクターと一緒に体験することができます。
3.平安貴族はどんなくらし?
おじゃる丸の故郷「ヘイアンチョウ」の元になった、平安時代の貴族のくらしを、衣・食・住・旅に分けておじゃる丸たちが紹介します。
4.アニメ『おじゃる丸』の作り方
貴重な設定資料の展示や、大地丙太郎監督ら制作スタッフの撮り下ろしインタビュー映像でアニメの作り方をわかりやすく解説します。
5.つかまえて、へんし~ん
まったり移動するキャラクターとアイテムを組み合わせて、キャラクターを変身させる体験型オリジナルアトラクションです。
6.上映コーナー
なつかしい第1シリーズほか、計4シリーズの第1話を上映します。
7.ぬり絵・工作コーナー
「おじゃる丸」のぬり絵やトントン相撲作りが楽しめます。