放送ライブラリーが公開している番組の中から、一つのテーマに沿って選んだ番組を紹介する「番組を視聴する会」。今回は、手紙、日記、作文、絵画など、国内外の市民が体験した戦地や疎開先での暮らし、故郷・家族を想う気持ちなどを克明に記録した史料を取り上げたテレビドキュメンタリーを特集します。
戦争の統制下で検閲を受けながら故郷に届けられた兵士たちの手紙。満蒙開拓団として村民を送ったことに苦悩する村長の日記。戦後、戦死した父を恋しく思い書かれた児童の作文。第二次世界大戦中のナチス・ドイツによる父母の銃殺、収容所への強制連行の場面を描いた子どもたちの絵…。
彼らはどんな思いで戦争を見つめたのか。市民の視点で記録されたそれらの史料をいま改めて読み解くことで、時代を超えても継承されるべき平和への願いを共有できれば幸いです。
【上映スケジュール】(テレビ7本の上映を予定)
10:30 『郵便兵と絵手紙 孫娘が語り継ぐ祖父の戦争』(中京テレビ放送/2005.05.31/58分)
11:35 『カメラルポルタージュ 疎開絵日記』(TBSテレビ/1965.08.10/25分)
12:05『子どもたちの戦争 置き去りにされた文集から』(福井放送/2009.05.20/53分)
13:05『NHK特集 農民兵士の声がきこえる ~7000通の軍事郵便から~』(NHK/1982.09.27/49分)
14:00『決壊 祖父が見た満州の夢/民教協スペシャル』(信越放送/2018.02.11/47分)
14:55『NHKスペシャル 戦争を知らない君たちへ 空爆の下の対話 ~インターネットが記録した戦争~』 (NHK/2000.08.13/49分)
15:50 『報道特集 ポーランドの小さな証言者たち 子供たちの描いた第2次世界大戦』(TBSテレビ/1986.12.07/46分)
チラシはこちら 表 裏(番組概要、プログラム)
※番組を予告なく変更または中止する場合があります。