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新公開番組

ザ・ノンフィクション あの日 僕を捨てた父は2 孤独な芸人と家族の再生 前編

小さなアパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らす男、ゲーム芸人・フジタ、45歳独身。華麗なゲームの技の裏側には、悲しい生い立ちがあった。小学校入学直前、母が急死し、父と二人きりで暮らすことになったが、父はフジタの同級生の母親と恋仲になり、家に帰ってこなくなった。小学2年生で始まった孤独な暮らし。自分をこんな目に遭わせる父を憎み、その苦しさと寂しさを紛らすために、フジタはゲームに没頭した。父が家を出ていって約35年、長年の怒りをぶつけたいフジタだったが、父は「認知症」を発症する。そして2023年1月、フジタは自分を捨てた父と同居することを決めた。問題は認知症だけではない。すでに80歳を超えた父は、足腰も弱り、夜中のトイレに立つのも一苦労。さらに、フジタを悩ませたのは、父の異常なまでのお金への執着だった。思うように動かない体にも関わらず、「内縁の妻」にお金を渡そうと、目を離した隙にひとりで出掛けてしまう。そんな中、フジタの元に父が「救急車で運ばれた」と連絡が入る。30年以上も絶縁状態だった父親と息子の同居生活。フジタはそこで初めて父の思いを知ることになる。


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ザ・ノンフィクション 新宿二丁目の深夜食堂2 名物ママ 54年目の決断 後編

53年の長きにわたり、新宿二丁目で営業を続けてきた深夜食堂が、ついにその歴史を閉じる。LGBTQが集う街・新宿二丁目で、午前0時から朝まで営業する「クイン」は、1970年のオープン以来、名物ママのりっちゃん(78歳)と厨房を担当する夫・加地さん(77歳)の夫婦二人三脚で、この街に流れついた人々の心を癒やしてきた。真夜中の優しい味で親しまれてきた店は、この街になくてはならない存在だ。店の歴史は半世紀を超え、すでに夫婦の体力は限界の状態。それでも「やめないで」という二丁目の住人たちの声に応え、1年後の賃貸契約の更新まではと、満身創痍の体で営業を続けていた。しかし、りっちゃんの座骨神経痛は日に日に悪化。さらに、加地さんが猛暑で倒れて救急車で運ばれ、臨時休業を余儀なくされた。そして、再開して1ヵ月後、入口に張られたのは閉店のお知らせ。夫婦は、翌年の契約更新を待たず、閉店することを決めたのだ。突然の知らせに常連客たちは驚き、涙する人も多くいた。数え切れない孤独や絶望を受け止めて、53年人々の背中を押してきた深夜食堂「クイン」の歴史に終止符を打つ決断をした名物夫婦。閉店へのカウントダウンの日々を見つめた。


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ザ・ノンフィクション 私が踊り続けるわけ3 57歳のストリッパー物語 前編

体中の痛みと闘いながら、全身全霊で踊り続けるストリッパーがいる。日本最高齢のストリッパー星愛美さん(57歳)。エネルギッシュで、圧倒的な迫力に満ちた彼女のステージに、男性だけでなく、多くの女性ファンも劇場に足を運び、涙を流す。年々、踊ることが体力的に厳しくなっている愛美さんを支えているのは、「星組」と呼ばれる熱心なファンの存在。彼らもまた、愛美さんを応援することがきっかけとなり、互いを支え合うファミリーのような強い絆で結ばれていた。そんな「星組」の中心メンバーのスーさんが、2022年に、がんでこの世を去ってしまう。一時は引退も考えた愛美さんだが「待っていてくれる人がいる限りステージに立ち続けたい」と、57歳の誕生日イベントを機に、新たなスタートを切った。2023年7月、愛美さんがSNSに記した「休養亅の知らせ。数カ月前から、思うように踊れないことが続き、病院で検査を受けると、肺にがんが見つかった。がんの摘出手術を受けるため、ステージをしばらく降板することになったのだ。8時間に及んだ手術は成功したものの、2カ月が経っても復帰のめどが立たないことに焦りを感じていた。57歳のストリッパーは、再びあのステージに戻ることはできるのか。


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ザ・ノンフィクション ボクらの丁稚物語2024 前編 夢のはじまり 夢の終わり

横浜市にある家具製作会社「秋山木工」は、これまで若者たちを叱って育てきた。そんな会社が、令和の時代の今、大きく変わろうとしていた。この会社では、入社した新人は、一流の職人を目指し、住み込みで5年間修業する、いわゆる丁稚制度を取り入れている。タバコも恋愛も禁止、スマホを持つことも許されず、家族への連絡は手紙だけ。しかし、ここ数年、新人が入ってきても長続きせず、毎年10人以上いた入社希望者も減り続け、2022年にはついにゼロに。そこで秋山利輝社長(80歳)は、これまでの丁稚制度を見直し、家から通う「外弟子」を取るという大きな決断を下す。内弟子はこれまで通り住み込みの共同生活で修業をするが、外弟子には厳しいルールは求めず、全てが自由だという。迎えた2023年春、秋山木工には、内弟子と外弟子、合わせて4人が入社した。そんな新人たちに一番近い兄弟子が、2カ月前に丁稚を卒業し、職人となったばかりの加藤(28歳)。本来ならば、手本を見せるべき立場だが、スマホが解禁されたことで夜更かしをし、寝坊を繰り返す。「職人たちのリーダーになる」と語っていた加藤は大きな決断を迫られていた。


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ザ・ノンフィクション 1995-2025放送30周年特別企画〔3〕 おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~

2025年10月、『ザ・ノンフィクション』は放送開始から30年を迎える。これを記念した特別企画として、名作・話題作として記憶に刻まれた番組と「その後」の物語を5週連続で届ける。◆第3弾は、2019年6月2日放送されたシリーズ歴代最多受賞作の熱血和尚の物語。愛知県の山あいにある小さな寺は、“平成の駆け込み寺”として非行や虐待、いじめなどで居場所のない子ども達を受け入れてきた。寺の主である熱血和尚・廣中さんは、時に叱り、時に抱きしめながら子ども達に寄り添い、心を通わせてきた。そんな廣中さんを子ども達は「おじさん」と呼び慕っていた。おじさんの元で、壮絶な思春期を過ごしたのがショウとタクマだ。バイク窃盗を繰り返したり、中学生ヤクザと呼ばれるほどの問題児だった。寺で過ごすうちに少しずつ落ち着きを取り戻していくが、ある日事件が起きる。一方、廣中さんの体はがんに侵され、余命僅かとなっていた。それでも最期まで子どもたちに手を差し伸べ続けた。そして放送から6年、寺ではおじさんの七回忌が行われた。そこにはかつておじさんに救われたタクマの姿もあった。寺で過ごした子どもたちのその後の物語。


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ザ・ノンフィクション 生きる歌 三角公園の歌姫とわたし 前編

日雇い労働者の街として知られる大阪の西成にある通称・三角公園で、命の叫びを響かせる歌姫がいる。ジャズシンガー・坂田佳子(51歳)だ。かつては高級ホテルの専属歌手でライブハウスにも引っ張りだこだった彼女が、西成に流れ着いたのは、3年前のこと。あまりにも自由過ぎる言動や、アルコール依存症による問題行動で、数々の店を出入り禁止になり、夫からも「別れてほしい」と告げられた。全てを失い、たどり着いたのがこの街だった。「自分には歌しかない」と、近くにあった公園で歌い始めると、SNSで話題を呼び、今では全国から多くの人が訪れる。2022年秋、坂田の歌を涙ながらに聞き入っていたのは仁美さん(56歳)。4ヵ月前に「末期がん」と宣告され、自ら命を絶つことも考えたが、偶然YouTubeから聞こえてきた坂田の歌に救われた。今でこそ「三角公園の歌姫」と呼ばれる存在となった坂田だが、当初SNSで話題となったのは、その歌声よりもお酒を飲んで暴れる姿だった。歌手としてではなく「見せ物」になってしまった現実に、坂田はある決断を下す。


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ザ・ノンフィクション 今どきじゃない会社で夢みる僕と私の新入社員物語 前編

東京・池袋にあるベンチャー企業「グロ-バルパートナーズ」。全員で絶叫しながら社訓を叫ぶ朝礼から始まり、結果を出せない者には上司が厳しい言葉で指導する。その様子をSNSに投稿すれば「ブラック企業?」「自分ならすぐ辞める」と大炎上。一方で、その社風に憧れて入社してくる若者も後を絶たない。そんな社内でひときわ元気なのが新入社員のひまりさん(22歳)。持ち前の明るさでテレアポを次々とこなし、トップクラスの営業成績を誇り、会社の期待を背負う存在となっていく。一方、同期の伊藤さん(22歳)は入社から3カ月が過ぎても、売上ゼロ。会社の雰囲気にもなじめず、同期たちが次々と新規契約を決める中、焦りと不安ばかりが募っていく。ある夜、社員たちが集う、通称“ゾス飲み”が開かれた。盛り上がる中、一人元気のない伊藤さんに対し、普段の仕事ぶりを改善するチャンスとみた社長は「もっと周囲を盛り上げてみろ」と助言する。令和の時代に、あえて厳しい環境を選ぶ理由とは。「今どきじゃない」と言われる会社で、働く意味を追い求める新入社員の1年を追った。


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ザ・ノンフィクション 私は何者なのか… すべての記憶を失った男

ある日突然、過去の記憶を失ってしまったとしたら。2019年12月、横浜市西区役所に1人の男性が保護された。「自分に関する全ての記憶がない」と言う男性。冬の夜、横浜駅前の冷たい石畳の上で目を覚ました。持ち物はポケットの底から出てきた31円と、小さなカバン、汚れたタオルのみ。なぜここにいるのか、自分の年齢や名前に至るまで、すべての記憶がなくなっていた。鏡に映った自分の姿を見ても、そこには見覚えのない男がいる。混乱のまま、当てもなく横浜を歩き回り12日目、見回りのボランティアに発見された。名前が分からないままでは生活支援も受けられず、仮の名前が付けられた。保護された場所、横浜市西区から、名字は「西」。同姓同名の住民がいないことを確認し、付けられた名前は「六男」。この日から彼は「西六男」としての人生を始めることになった。医師による診断は、心に受けた大きなショックから自らを守るため、それにまつわる記憶を全て忘れてしまう「解離性健忘症」。過去の自分をすべて消したくなるほどのショックとは何だったのか。自分に家族はいるのか。探してくれている人はいるのか。そして自分は一体、何者なのか。「本当の自分」を取り戻すための日々が始まった。


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映像’23 即死の真相 阪神・淡路大震災28年目の証言

阪神・淡路大震災では6,434人が亡くなり、そのほとんどは「圧死」で「即死」であったといわれる。そこから導き出される教訓は「耐震性の高い家に住むこと」であり、それ以外の対策には目が向きにくくなる。防災研究の第一人者で神戸大学名誉教授の室崎益輝さんは、この「即死説」に疑問を呈する。室崎さんと学生たちがおこなった遺族への聞き取り調査では、「地震発生後1~2時間は息があった」、「しばらく声が聞こえていた」などの証言も多い。広島に住む加藤りつこさんは息子の貴光さん(当時21歳)の死の真相を今も問うている。大学2年生だった貴光さんは兵庫県西宮市の自宅マンションの倒壊により亡くなった。死体検案書によると「圧死」で、死亡時刻は地震直後の午前6時になっていた。しかし、上階の住民は、貴光さんが壁をたたいて助けを求めていたと証言する。「息子は即死ではなかった。最後に何を考え、何を言いたかったのだろうか」と、加藤さんは今も考える。既存の住宅の耐震化は、費用がかかるためになかなか進まない。地震で住宅が倒壊しても、即死でなければ、救助や医療態勢の充実によって救える命があるかもしれない。阪神・淡路大震災で救命治療や検死にあたった医師、遺族らの証言をもとに、耐震化だけではない教訓について考える。


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ザ・ノンフィクション 人力車に魅せられて3 浅草 女たちの迷い道 後編

浅草の町を人力車に夢を乗せて駆ける女性たち。なぜ彼女たちは、ここまで人力車に魅せられるのか。東京・浅草観光の名物とも言える「人力車亅。10社以上がしのぎを削る中、「東京力車」は、SNSを駆使した発信を続けるなど、注目を集め、中でも女性俥夫の人数は浅草一だ。2022年のクリスマス、研修生の指導担当を務める大学4年の俥夫・ミイ(23歳)は、卒業後の進路を両親に伝えるため、深夜バスで実家へ向かっていた。ミイが決めた進路、それは企業への就職をやめて、アルバイトとして人力車を続けるというもの。今でこそ指導者側だが、かつては研修生の中でも問題児だったミイ。歴代最長10カ月も研修生を続け、卒検に落ち続ける日々。それでも、一人前の俥夫になれたのは、決して諦めず、自分を信じ続けてくれた先輩たちの存在があったから。これまでの「諦めてしまう自分」とは違い、人力車を引きながら夢を追い続ける先輩たちの姿を見て、自分も夢を追う人になりたいと決意したのだ。しかし、目指す夢や具体的な目標がないままアルバイトを続けることに、両親からは反対の声。自分の思いを言葉にできないミイは悔し涙を流し、実家をあとにする。そんなミイに、東京力車の社長から思わぬ誘いの声が掛かる。揺れ動く23歳が下した決断とは。


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ザ・ノンフィクション 人生ってムズい レモンサワーと車いす

赤ちょうちんが並ぶ路地裏を行く電動車いす。落水洋介(39歳)は自他共に認める飲んだくれだ。何軒もの行きつけがあり、どの店にも飲み仲間がいる。妻と2人の娘とは別居で今は実家暮らし。日々の憂さを酒で晴らす毎日だ。落水が歩けなくなったのは7年前。PLS(原発性側索硬化症)と診断されて間もない頃だった。PLSは体が徐々に動かなくなり、いずれ寝たきりとなってしまう、原因不明で100万人に1人しか発症しない難病だ。会社の営業職として働き盛りだった自分が徐々に歩くのも困難となり、今では脚を動かすことさえできなくなった。仕事を失い、途方に暮れ実家に戻ったのは、働きながら幼い2人の娘を育てる妻に、これ以上負担を掛けたくないから。落水を介護するのは70代の両親。息子を抱きかかえての世話はかなりの重労働だ。ところが、落水は懸命に支える両親に申し訳ない気持ち、悔しさ、情けなさが苛立ちとなってあふれてしまい、冷たく当たってしまう。自分に嫌気が差し、医者に止められている酒を飲んでしまう日々。そんな落水の目標は、実家を出て1人暮らしをすること。複雑な思いで見守る両親をよそに、支援する仲間たちと、実現に向けて動き始めるのだが、そこでもトラブルが。ある日突然、難病によって運命を狂わされた男の悪戦苦闘の日々の行方を見つめた。


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