テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

和解 ~広島・中国人強制連行問題の軌跡~

番組ID
208547
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年03月30日(日)06:15~06:45
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)
出演者
ナレーション:伊藤文
スタッフ
撮影:高井哲朗、撮影:岡茂幸男、撮影:砂山浩、音響効果:竹林地あゆみ、編集:正路周子、EED:上野徹、MA:赤松克彦、MA:原田岳司、通訳:楊小平、ディレクター:藤原大介、ディレクター:柴田和広、プロデューサー:畑和行
概要
領土や歴史認識の問題で対立し、「戦後最悪」とも言われる日中関係。その両国の人々が協力して立てた「和解」の記念碑が、広島の山奥にある。◆第2次大戦末期、水力発電所の建設現場に360人の中国人が強制連行された。導水トンネルを掘る過酷な工事。ドングリで飢えをしのぐ劣悪な環境。終戦までのわずか1年で29人が命を落とした。工事を請け負った日本企業は謝罪や賠償を拒否し、元労働者・遺族と激しく対立した。◆長年の交渉と裁判を経て、和解が成立した。両者は裁判上、歩み寄っただけに留まらなかった。お互いのわだかまりをとく、前例のない「和解事業」に着手したのだ。360人全員の名を刻んだ記念碑は、被害者と加害者の連名で建立された。秋田県花岡など、他の和解例でも類を見ない。◆追悼式典に参列し、顔と顔を合わせて交流する日中の人々。補償額は要求の1割に過ぎないが、日本を憎んだ中国人の心は次第に変化していく。過去の恩讐を乗り越える、日中草の根交流の記録。

同じ年代の公開番組

映像’14 手紙 母さんと呼べなかったあなたへ

母親からのネグレクトなどにより施設で育った経験を持つ20歳の女性。親への複雑な感情を抱き、虐待による心理的トラウマに襲われながらも、家族の再生に向け歩み出す彼女の姿を描く。厚生労働省によると、保護者の死亡や病気、経済的な理由などで、全国の「児童養護施設」で暮らす児童数は28,831人に上る(平成26年3月「社会的養護の現状について」)。そのうち、半数が家庭内での虐待を経験しているという。◆大阪で活躍する女性ミュージシャン辻心響さんは、ギター1本であちこちの路上で歌い続けている。幼い頃から母親から虐待を受け、ほとんど一緒に暮らすことがなかった母親への思いを歌に乗せる。初めて作詞作曲した「手紙」は、自殺した母親が彼女にあてた最初で最後の手紙を歌にしたものだ。幼い頃から母親によるネグレクトなどの虐待が始まり、兄弟4人とも養護施設に入った。母親が迎えに来て、家に帰るとまた虐待の繰り返し。母親への愛憎や自己否定の気持ちからリストカットを繰り返し、精神のバランスも崩してしまう。18歳で施設を卒業し、ひとり暮らしを始めた矢先、母親が自宅で薬を大量に飲んで自殺した。そんな彼女のもとに母親からの手紙が届いた。たった3行「ありがとう 愛してる さようなら」…。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
季節の海“RAUSU”

日本の北東端、北海道・知床半島。季節によって全く違った表情を見せる世界自然遺産・知床「羅臼の海」を約1年に渡って取材したドキュメンタリー。地球でただ一つの海“RAUSU”の四季を、俳優・吉岡秀隆の語りで静かに見つめる。◆春…流氷がアザラシをのせて沖へと去り、コンブが鮮やかな萌黄色の若芽を出す。やがて体長2mを超えるイカが、袋状の卵をひきずって深海から浮上する。一部始終を撮影するのは、関勝則さん。20年近く前、イカの子育てを初めて目撃した。当時、イカは生みっ放しでケアはしないと考えられていたので、その発見は衝撃的だった。◆夏…羅臼の海は「野生の命」で溢れかえる。シャチが水面をジャンプ。南半球からやってきたマッコウクジラが高々と潮を噴き上げる。陸地からマッコウクジラが泳ぐ姿を観察できるのは、世界でも羅臼だけだ。空を見上げれば、タスマニアから飛来したミズナギドリの大群で黒く染まっている。動物たちはこの海が豊かな餌場であることを知っているのだ。◆秋…海の中も実りの季節を迎え、様々な魚が群れをなして押し寄せる。ほかでは例のないホタテの「潜水漁」も始まる。ボンベを担ぎ、生け簀を抱えた漁師たちが一枚一枚拾っていく。冬が近づくと、羅臼の海では不思議な現象が起きる。サンマやイワシなど回遊魚の大量の死骸が、稀に浜辺に打ち上がる。研究者は「死滅回遊」と呼ぶ。海の中で一休何が起きているのか。謎を解き明かすため、研究者チームが水中用のロボットカメラを潜航させ、世界初の調査に乗り出した。◆冬…流氷が海一面を白く覆った。氷の中に所々鮮やかな緑色が見える。植物プランクトンだ。春になって流氷が溶けるとこのプランクトンも海に放たれ、孵化した幼魚たちの糧となる。春に多くの魚が孵化する理由はそこにある。流氷が大陸から運んでくる豊富なプランクトンは、ここに独自の生態系を生んだ。そして季節の移り変わりが、その命を育てていく。


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養tvテレビ番組
NNNドキュメント’14 舞妓になりたい 京都・祇園 15歳のこたえ

京の花街・祇園。伝統と格式を誇る京都一の花街だ。2013年4月、舞妓さんにあこがれた15歳の少女ふたりが、故郷を離れて祇園の置屋に入門した。熊本県出身の田端彩乃さんと島根県出身の片寄佑香さん。彩乃さんは几帳面でしっかり者。「日本を代表する舞妓になりたい」と夢を語る。一方の佑香さんはおっとりとしたマイペース派。男手ひとつで育ててくれた父親が亡くなり、「祇園で生きていくしかない」と誓った。ふたりを待ち受けていたのは厳しい修業生活。そして思春期の多感な少女たちが一つ屋根の下で暮らすうち、関係がギクシャクし始める。はたして無事、舞妓になれるのか…。◆テレビや映画などの影響で志願者は増加しているのに、祇園の舞妓は年々減少しているという現状。その大きな理由の一つが、舞妓の修行「仕込み期間」の厳しさだ。番組では、一般の人の目に触れることのない“舞妓の世界の裏側”に完全密着。舞妓修行に入門したふたりの少女の姿を通して、迷いながらも夢を追い成長していく力強さ、そして支えてくれる人たちへの思いを伝える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
どさんこワイド179 みる・みる・みらいスペシャル 帯広農業高校

「みる・みる・みらい」をテーマに北海道の未来につながる“力”を応援するSTV札幌テレビ。夕方の情報番組「どさんこワイド179」のスペシャルウィークでは、長期取材してきた「北海道の未来を創る人々」を特集で紹介する。この回は、自らの夢を追い、命と向き合いながら北海道農業の担い手となっている帯広農業高校の半年間を見つめる。◆卒業式まで1ヶ月となった頃、養豚班の3年生は豚舎へ向かった。学校祭の日に生まれた豚が出荷を迎えるからだ。彼らにとってこれが最後の出荷。この日出荷される2頭の豚に、いつもと同じようにやさしくブラシをかける。荷台に乗るのを嫌がる豚を淡々と荷台に乗せる生徒たち。つらくても必要な作業だ。ここでの3年間で、彼らは「生産者」としての立場も学んできた。そして、養豚班の最後の授業。自分たちが一生懸命に育てた豚を、自ら調理して食べる。命を育み、そして自分たちの命を繋ぐ。みんなで食べ残さず美味しくいただくこと、これが食べ物に対する「感謝のカタチ」。3月、彼らは旅立ちの日を迎える。酪農科学科卒業生40人、一人一人が感謝の気持ちと将来の夢を語り合った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組