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テレビ番組

日本!食紀行 むすぶ ~小豆島・千枚田と生きる~

番組ID
209501
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放送日時
2014年11月16日(日)06:00~06:30
時間(分)
27
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
西日本放送(RNC)
製作者
西日本放送(RNC)
制作社
西日本放送(RNC)、民間放送教育協会
出演者
ナレーター:池田弥生
スタッフ
テーマ音楽:柏木広樹、撮影:三宅昭二、音声:尾崎浩、音声:樽健太、空撮:森谷崇、空撮:児島知樹、音響効果:大谷敏夫、MA:榎本淳一郎、美術:岩倉奈緒美、ディレクター:松村文彦、プロデューサー:小野修一、プロデューサー:雪竹弘一
概要
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島。島の中央部にある中山地区には、700年前から築きあげられた758枚もの棚田が波のように重なり合っている。その「千枚田」の真ん中に精米所を改装した「こまめ食堂」がある。日本名水百選にも選ばれている湧き水が千枚田を潤し、その田でとれたお米で作る「おにぎり定食」が食堂一番の人気だ。店の代表は「りっちゃん」こと、立花律子さん。昔ながらのガス釜で、棚田のお米を名水で炊いたおにぎり。それを目当てに大勢のお客さんが訪れ、多い日には100食以上が売れるという。◆その食堂のお隣にあるのが、300年以上の伝統がある農村歌舞伎の舞台。毎年10月に「中山農村歌舞伎」が行われる。この農村歌舞伎は、出演者から裏方まで、全てが地元の人たち。この中山地区の住人自らで行われる。中山歌舞伎保存会会長の矢田徹さんを筆頭に、子どもから大人まで、舞台本番に向けた練習をする。保存会会長の矢田さんは4代続く歌舞伎一家に生まれ、およそ60年間、この歌舞伎に携わってきた。しかしこの年は、ある決意を胸に秘めていた。そして本番当日、「わりご弁当」という小豆島の伝統料理が準備される。小豆島中山地区で千枚田と生きる人たちの物語を伝える。
放送ライブラリー以外で視聴可能な施設

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メ~テレドキュメント 汚された村から ~福島 チェルノブイリ~

福島県飯舘村は原発から約40km離れているが、風向きと降雪が大量の放射性物質をもたらした。村民の村上さん家族はメルトダウンの可能性を察知して避難し、幼い娘たちを被曝から守った。一方政府は事実を公表せず、避難指示も出し遅れた。母親たちは「せめて子どもだけでも先に逃がしてほしかった」と怒る。チェルノブイリ事故研究で知られた京都大学原子炉実験所の今中哲二助教は、村の汚染と被曝実態を調査し、原発事故由来のがん死は2~17件と推定する。◆チェルノブイリ事故では旧ソ連が情報を隠蔽した。原発から約80km離れたナロジチ地区では1万人が避難できずに取り残された。地区で生まれたブラジスラフ君の先天性障害は、ウクライナ政府から事故由来と証明されている。汚染地域では、今なお食べ物による内部被曝のリスクが解消されていない。国際原子力機関IAEAなどは子どもの甲状腺がんしか事故の影響を認めていないが、放射線医学研究所のステパノバ小児科部長らは、体内のセシウム量と血球数減少の実態を突き止めた。◆福島でも、内部被曝の影響が自然界の生物に現れている。福島でもチェルノブイリでも、人々は山や森の恵みを享受してきたが、その楽しみは奪われた。突然、故郷での日常生活を失った心の傷も深い。事故終息の見通しはたっていない…。原発所在地から離れていても、気象条件によって同じ悲劇が起こる事を、飯舘とナロジチは警告している。


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