テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

マイボイス2 諦めない ALS患者の700日

番組ID
209549
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年08月02日(土)15:00~15:55
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
長崎文化放送(NCC)
製作者
長崎文化放送(NCC)
制作社
長崎文化放送(NCC)
出演者
ナレーション:徳光真美
スタッフ
題字:中村美翠、タイトル:内海隆行、MA:浜元瑞樹、音響効果:田口恭平、撮影:牧山貴光、編集:牧山貴光、CA:木村晃子、ディレクター:徳光真美、プロデューサー:久田松春樹
概要
埼玉県で暮らす須加原玲さんは2011年4月、全身の筋肉が衰えてしまう難病「筋委縮性側索硬化症(ALS)」と診断された。人工呼吸器を装着すれば話すこともできなくなる。長崎県に住むプログラマー吉村隆樹さんが開発した、無料の音声再生ソフト「マイボイス」と出会った玲さんは、病気の進行で声が出なくなる前に「自分の声」で、妻の名前から日常のなにげない言葉まで、作業療法士や家族の協力を受けながら声を録音し始める。◆病気の進行で2012年の秋から入退院を繰り返した玲さんは、翌年の春に人工呼吸器を付ける手術を決断し、「声」を失った。手術後、玲さんは動く頭を使いパソコンを操作して子供たちに夢を語る。「マイボイス」で再生される声は、まだ滑らかとはいかないが、受け取る家族は「本人」そのものと感じている。◆難病患者の声を残す取り組みは始まったばかり。「マイボイス」と出会い、生きると決めた玲さんと、妻のゆかりさんの日常を通して、患者が直面する介護の問題、支援制度など、ALS患者を取り巻く現実を考える。NCC長崎文化放送開局25周年特別番組。

同じ年代の公開番組

映像’14 手紙 母さんと呼べなかったあなたへ

母親からのネグレクトなどにより施設で育った経験を持つ20歳の女性。親への複雑な感情を抱き、虐待による心理的トラウマに襲われながらも、家族の再生に向け歩み出す彼女の姿を描く。厚生労働省によると、保護者の死亡や病気、経済的な理由などで、全国の「児童養護施設」で暮らす児童数は28,831人に上る(平成26年3月「社会的養護の現状について」)。そのうち、半数が家庭内での虐待を経験しているという。◆大阪で活躍する女性ミュージシャン辻心響さんは、ギター1本であちこちの路上で歌い続けている。幼い頃から母親から虐待を受け、ほとんど一緒に暮らすことがなかった母親への思いを歌に乗せる。初めて作詞作曲した「手紙」は、自殺した母親が彼女にあてた最初で最後の手紙を歌にしたものだ。幼い頃から母親によるネグレクトなどの虐待が始まり、兄弟4人とも養護施設に入った。母親が迎えに来て、家に帰るとまた虐待の繰り返し。母親への愛憎や自己否定の気持ちからリストカットを繰り返し、精神のバランスも崩してしまう。18歳で施設を卒業し、ひとり暮らしを始めた矢先、母親が自宅で薬を大量に飲んで自殺した。そんな彼女のもとに母親からの手紙が届いた。たった3行「ありがとう 愛してる さようなら」…。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
日本!食紀行 森の中のパン屋さん ~手作り石窯で焼く天然酵母パン~

青森県・津軽平野にそびえる岩木山。その麓に13年前、板垣さん夫婦は「野風パン」をオープンさせた。並んでいるのはおかずと一緒に食べる素朴な「食事パン」。調理パンや菓子パンはない。夫婦はこのパンを通して、一人でも多くの人が健康の事を考えるきっかけになって欲しいと考えている。◆この「食事パン」は、自家培養の天然酵母から作られている。4日間かけて干しぶどうから「液ダネ」を作り、今度はそれを全粒粉に混ぜ、小麦粉を少しずつ足しながら4日間かけて「元ダネ」を作る。この「元ダネ」からパンをこねていく。焼くのは手作りの石窯で、自然の中で培った感覚だけが頼りだ。ご主人の孝尚さん(66歳)は言う。「美味しい物を作ろうと思ったら、手間暇かけないと」。◆忙しい毎日だが、夫婦は積極的に「パン焼き体験」も行っている。子ども達に直にパン生地に触れさせることで、食事の大切さや、素材の大切さを教えているのだ。奥さんの清美さん(54歳)は言う。「波紋って初めは小さいけれど、それが広がっていくと大きなものになる」。岩木山麓でこだわりのパンを焼く夫婦に学ぶ。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組