テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

日本のチカラ 君と、君の椅子の12年。

番組ID
212460
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2017年11月05日(日)05:45~06:15
時間(分)
26
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
北海道放送(HBC)
製作者
北海道放送(HBC)
制作社
北海道放送(HBC)、民間放送教育協会
出演者
ナレーター:宮地麻理子
スタッフ
撮影:土谷一歩、撮影:辻山仁、編集:四倉悠策、編集:山村行世、CG:小笠原知夏、音響効果:高橋伸哉、ディレクター:田中敦、プロデューサー:田中敦、プロデューサー:雪竹弘一、テーマ音楽:相知明日香
概要
いまから12年前、北海道のほぼ中央にある東川町で、生まれてきた赤ちゃんに小さな木製の椅子を贈る「君の椅子プロジェクト」が始まった。毎年、デザインも材質も変えて手作りされる小さな椅子。そこには、小さなマチの人たちがそろって「生まれてきてくれてありがとう。君の居場所はここにあるからね」と、新しい命をみんなで祝福しようという気持ちが込められている。最初の年に椅子をもらった子は小学校5年生になった。東川町に続き、北海道の4つの自治体も「君の椅子プロジェクト」に加わり、一昨年には、北海道から遠く離れた長野県・売木村も参加。「君の椅子プロジェクト」は少しずつ広がりを見せている。2011年には、東日本大震災があった日に生まれた被災地の104人の子ども達に「君の椅子」が届けられた。椅子を受け取った子ども達は、今年小学校に入学。小さな「君の椅子」には失われたコミュニティーを再び取り戻したいという、大人達の願いがある。そんな「君の椅子プロジェクト」の12年を見つめた。

同じ年代の公開番組

ytvドキュメント パーの手がしたい ~筋電義手の子どもたち~

奈良県生駒市に住む神陽喜(はるき)くん(7歳)は、生まれつき左手のひじから先がない「先天性左前腕欠損」だ。負けず嫌いで、幼稚園の工作でも張り切る元気な男の子だが、ある日、左腕がないことで思うように制作ができず悔し涙を流すようになった。「この子の願いを叶えてやりたい」。両親は“筋電義手”に望みを託した。それは筋肉の微弱な電気を読み取り、本人の意思で指を動かすことができるロボットハンドだ。腕のない子どもたちにとって一筋の希望だが、一台150万円と高額だ。陽喜くんの主治医・陳隆明さんは2015年、寄付金と県の補助金で筋電義手を購入して「小児筋電義手バンク」を作った。現在、兵庫県立リハビリテーション中央病院では15人の子どもたちがバンクの義手を使って訓練に励んでいる。先天的に腕のない子は、全国に1000人近くいると推定される。しかし小児筋電義手は高額な上、医療保険が適用されないため普及が一向に進まない。陳医師は、徹底したコストカットにより、ドイツ製の3分の1の値段の義手制作に取り組みはじめた。3月には、完成した義手を持って厚労省を訪れ、訓練用の筋電義手への公的支援、そして国主導での訓練施設づくりを訴える予定だ。“魔法の手”で夢を描き始めた子どもたちの成長と、一人でも多くの子どもを笑顔にするために奮闘する医師の姿を伝える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組