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テレビ番組

ムーブ2018 和解を求めて ~諫早湾干拓 閉め切りから21年~

番組ID
213729
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放送日時
2018年04月30日(月)02:15~02:45
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
長崎放送(NBC)
製作者
長崎放送(NBC)
制作社
長崎放送(NBC)、プロダクションナップ
出演者
ナレーション:林田繁和
スタッフ
テーマ曲:元ちとせ、美術:蒲地裕、美術:山口正記、MA:原口安裕、字幕:浦沙也郁、撮影:河添利弘、撮影:井川裕喜、編集:井川裕喜、ディレクター:内野大輔、プロデューサー:猪口雅之
概要
地域を豊かにするはずの公共事業が地域にもたらしたのは、住民同士の対立だった。国営諫早湾干拓事業では、潮受け堤防の排水門開門の是非を巡る漁業者と農業者の裁判が10年以上続き、開門と非開門の相反する判決が出されるなど、司法判断も分かれている。農家の松尾公春さんはかつて開門差し止め裁判に参加していた。しかし、開門禁止の判決を機に、行政は農家に対する態度を一変させたという。「農家は開門阻止のための盾にされた」と憤りを隠さない。一方、漁業者も失望を深めている。島原市の漁師、中田猶喜さんは8年前に開門の確定判決を勝ち取ったものの、国は今も開門の義務を果たさない上、裁判所も開門判決を否定するような考えを示しており、もはや裁判での解決はできないと考えている。行政と司法の翻弄されてきた漁師と農家。かつて対立の構図にあった両者が今、少しずつ歩み寄りを始めた。諫早湾干拓は今、新たな展開を迎えている。

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