仕事も恋も全て捨てた２８歳ＯＬの凪が、元カレや新しく出会う人たちと繰り広げる人生リセットストーリー。原作：コナリミサト、脚本：大島里美。（２０１９年７月１９日～９月２０日放送、全１０回）◆第７回。凪（黒木華）から、ゴン（中村倫也）と別れたことを聞いた慎二（高橋一生）は、交際中の円（唐田えりか）とランチ中にも関わらず、凪が気になり上の空でいた。一方、いつものコインランドリーで洗濯をしていた龍子（市川実日子）と凪は、コインランドリーが閉店することを知り、店主から冗談半分で、「継いで欲しい」と言われる。そのことをきっかけに、その日の夜、アパートの共有スペースで凪たちは将来やりたいことをみんなで書くことに。思い思いに自分がやりたいことを書く中、凪はなかなか書けずにいた。ゴンは凪のことを好きだと自覚してから、自分が凪のために何をしてあげられるのかと思い悩んでいた。そして、ついにゴンが行動を起こす。

原爆の直撃から再生した長崎市の山王神社にある「クスノキ」をモチーフに、若い世代の平和継承を考えるシリーズ番組。長崎県島原市出身のタレント・宮崎香蓮が平和活動を続ける大学生、高校生を訪ね、彼らが追求する平和への道のりを探る。◆宮崎香蓮が最初に訪ねたのは、長崎市の高校生で、高校生平和大使としてヴァチカンにてローマ法王に謁見し、長崎の惨状と平和を訴えた内山洸士郎さん。高校生である内山さんが何を想い、ローマ法王の謁見に臨んだのかを聞いた。また１１歳で被爆し、現在も語り部として活動している山脇佳朗さんとともに、山脇さんの父が亡くなった場所を訪ねる。そのほか山脇さんの体験をそれぞれの形で発信する高校生、大学生を訪ね、平和への想いを聞く。

大山は２０１８年に開山１３００年を迎えた。海外からのインバウンド客も増えるなか、山陰が誇る中国地方最高峰・大山の姿や、そこに暮らす人々の営みを、１年間にわたって４Ｋカメラで記録した。春の開山１３００年祭の行事や夏の山開き、紅葉、田んぼアート、冬山登山など、ドローンも使用して撮影された大山の四季を送る。（放送は２Ｋ。）◆日本海テレビ開局６０周年記念番組

メ～テレ制作「名古屋行き最終列車」第７シーズン。名古屋行き最終列車に乗車する人々の人生の機微を優しく温かい目線でドラマチックに表現する連作オムニバスドラマ。作：菊原共基。（２０１９年１月１５日～３月２６日放送、全１０回）◆第３回。八百屋の女将みゆき（柚希礼音）は、男まさりの元気さで商店街の人気者。子育て奮闘中のシングルマザーとして忙しい毎日を送っている。ある日、みゆきは小学２年生の娘・花梨（野澤しおり）から、上品でおしとやかな母親になってほしいと頼まれ、困惑する。しかし、花梨のために努力することを決める。

１９８０年代の中学校を舞台に給食マニアの教師と生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディ。（２０１９年１０月１６日～１２月１８日放送、全１０回）◆第２回「魔法の粉ミルメーク」。甘利田幸男（市原隼人）は、やる気が起きない。今日は土曜日で給食がないからだ。避難訓練が始まり、スピーカーからサイレンが鳴り出した。甘利田の指示に従い机の下に隠れる生徒達。すると、ある生徒の机から大量の牛乳びんのフタが落ちる。彼は牛乳瓶のフタマニアだった。生徒達は騒ぎ出すが、甘利田に促され廊下に出て行く。神野ゴウ（佐藤大志）も出て行こうとするがドアの前で立ち止まる。じっと献立表を見つめるゴウ。来週の献立表には「ミルメーク」の文字があった。

絵に描いたような職人肌の大将・高見直樹さん、陽気で社交的な女将・あい子さん。共に４５歳の夫婦が営む１日１組限定の小さな日本料理店は岐阜市郊外の住宅街にある。不利な立地にかかわらず店はいつも予約でいっぱい。これまで夫婦は、お互いに持っていない部分を補い合ってきた。開店直後、お客さんが来ず、危機が訪れた時、女将は大将の作った佃煮を手に全国で飛び込み営業をする。無謀とも思えるこの作戦は見事に成功し、政治家や歌舞伎役者、さらにアメリカなど海外からも声がかかるようになった。大きな成功を遂げた夫婦だが、オーストラリアの首都キャンベラにある日本大使公邸の専属料理人になる、という大きな決意をする。赴任して４か月、早速味の外交官の腕の見せ所がやってくる。フランス・ポルトガル・インド・韓国の各大使夫妻が出席する重要なパーティーが開催されることになったのだ。なかなか撮影が許されない大使公邸内を特別な許可を得て取材し、夫婦の挑戦を追いかける、ノーナレーションのドキュメンタリー。

愛媛県明浜町俵津地区は、入り組んだリアス式海岸の入り江にある人口１０００人の小さな集落である。ここに「ゆめさく屋」という一軒のお弁当屋がある。店の主は宇都宮由美子さん（５５歳）。２０１８年の西日本豪雨で地区唯一のスーパーがつぶれた後は、日用品の販売も請け負ってきた。全ては「皆が喜んでくれるから」。足が悪く店まで来られないお年寄りにはお弁当の宅配も行う。その時交わす言葉が、独り暮らしのお年寄りを癒している。

徳島伝統の藍染は「ジャパンブルー」と呼ばれ、古くから日本人に親しまれてきた。およそ４００年の歴史がある徳島の藍文化は２０１９年５月、文化庁の日本遺産に認定され注目を集めている。徳島県立城西高校では、農業科の特色を生かして藍染の授業がある。栽培、収穫、染料加工、さらにスカーフやＴシャツなどの染付け、製品の販売まで行う。今回の主人公は、城西高校に通う２年生の廣瀬あいさん（１６歳）。将来、藍に携わる仕事につきたいと考えている。人前で話すのが苦手な彼女だが、炎天下の手作業や手間のかかる染め液の管理も進んで行う。なぜそこまで？という私達の問いかけに、お母さんが中学生時代の辛い思い出を語ってくれた。夏休み、彼女は地元の染色家のもとを訪れる。工房で見た「涼やかな藍色」に目を輝かせるあいさん。徳島伝統の藍染文化や伝統技法を学ぶ学校の取り組みを通じて、成長していく高校生たちの姿を見つめる。