テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

木偶 曽根崎心中

番組ID
214827
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
1970年10月06日(火)15:30~16:00
時間(分)
26
ジャンル
school教育・教養
放送局
四国放送(JRT)
製作者
四国放送(JRT)
制作社
四国放送(JRT)
出演者
語り:豊竹咲太夫、語り:波野久里子、人形:吉田栄三、人形:吉田玉男、人形:桐竹勘十郎、人形:吉田作十郎
スタッフ
原作:近松門左衛門、脚本:内村直也、企画:松村益二、美術:大塚克三、美術:坂本三千一、美術:坂東米子、音楽:鶴沢清治、演出:橋本潤一郎、演出:浜田浩一、撮影:山田文雄、編集:橋本潤一郎
概要
阿波の伝統芸能である「人形浄瑠璃」の語りを現代語に変え、映画的手法も取り入れて分かりやすく構成した「木偶シリーズ」。放送番組センター協賛番組。◆「曽根崎心中」は世話浄瑠璃最初の物語として、また、浄瑠璃が中世的色彩を脱し、近世悲劇として発展する母体ともなったといわれている作品で、元禄16年、近松51歳のときに書かれたものである。その当時初演されて以来、近松世話物の嚆矢として注目されたばかりでなく、現在でもしばしば上演されているなじみ深い作品の一つ。物語は醤油屋平野屋の手代徳兵衛と北の新地天満屋の抱女お初の恋愛が発端となっている。この二人を死に向かわせたのは徳兵衛の叔父や義母、友人の九平次だった。二人が死に場所を求めて曽根崎の森に向かう道行きの下りは、当時世間の賞賛の的になったと伝わる。内村脚本はこれをリフレインすることで、この心中に向かう二人の愛のレクイエムとして美しく描き上げている。

同じ年代の公開番組