江戸天保年間、神田天神下に住む岡っ引き・文五（杉良太郎）を中心とした捕り物劇。文五に５人の手下が協力し、チームワークで事件を解決する。松本清張の原作を時代劇に翻案。（１９６７年４月７日～１９６８年１０月１１日放送）◆第十二話。役人を切って逃げた仙三の行方を捜査していた文五は、仙三の初恋の相手が武州に住んでいると聞き込み、丑吉と矢七を伴って張込みを続ける。脚本：倉本聰、演出：和田勉。

明治１００年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。（全３９回）◆明治維新で首都が東京に移って１００年、人口１千万を越える世界第一の都となった。東京は明治・大正・昭和３代の中で、関東大震災、太平洋戦争末期の空襲と２度焼け野原となっている。作家の立野信之さん、映画監督の牛原虚彦さんらが震災の中で生きた日本人を語る。

明治１００年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。（全３９回）◆太平洋開戦前夜に焦点をあてる。１９３３年（昭和８）２月に国際連盟を脱退して以来、国際的に孤立化していった日本が、日独伊三国同盟、日ソ中立条約、南部仏印進駐、日米交渉、ハル・ノートなど、一連の外交交渉のすえ、ついに太平洋戦争に突入した経過を外交上の見地からたどる。

明治１００年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。（全３９回）◆１９０４年（明治３７）におきた朝鮮・満州（現在の中国東北部）の支配権獲得をめぐる日露戦争。旅順、奉天での両軍の攻防、極東に回航したロシアのバルチック艦隊と日本の連合艦隊との日本海海戦などで知られる。この海戦で、連合艦隊の東郷指令長官は「皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」と全艦隊に訓令を発した。番組では、満州方面軍総司令官大山巌元帥の息子をはじめ、従軍した元陸軍兵士や旗艦三笠に乗り組んでいた元海軍兵士が登場し、日露戦争の一断面を再現する。

明治１００年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって分析したスタジオ・ドキュメント。（１９６８年１月２８日終了、全３９回）◆第１回は、天皇を中心に近代国家に生まれかわり、西洋文化を急速にとり入れようとした明治初年をスタジオに再現、作家の木村毅さんが、由利公正自筆の御誓文の草案を示し、“御一新”の意義を語る。当時の風俗・経済については、京都女子大学の江馬努教授と三和銀行の三島四郎資料室長が説明する。

和賀郡和賀町は岩手県の穀倉地帯、人口１万６千人で面積の６割以上が国有林で占められている。ここで進められている村の構造改革事業は、昭和４２年秋から第３次計画に入った。しかし一方、出稼ぎは恒常化し、海外移住者は県内で最も多いという多面性もみられる。この町の行事は、集団就職者や出稼ぎ者がお盆に帰ってきて、人が一番集まる８月に集中している。町の人々の生活をとらえ、現代の農村の縮図を描く。

明治１００年をひかえて、幕末維新の動乱期を背景に展開するドラマ。旗本・永井家の３人姉妹と浪人・青江金五郎（山崎努）の運命の変転を物語の軸として、歴史上の人物、虚構の人物像を描く。ＮＨＫ大河ドラマ第５作。原作：大佛次郎。（１９６７年１月１日〜１２月２４日放送、全５２回）◆第十九回。元治元年（１８６４）、尊皇攘夷を掲げた長州藩士が京へ上り、禁門の変が起こる。三姉妹の長女・むら（岡田茉莉子）と三女・雪（栗原小巻）は、戦火を逃がれて命拾いをするが…。

１９６７年（昭和４２）のスポーツ界の話題を振り返る、年末のスポーツハイライト。◆ユニバーシアード東京大会（開会式、水泳、柔道、バスケットボール、体操、陸上、閉会式）、全国高校総合体育大会、全国高校野球選手権、国民体育大会、サッカー、メキシコオリンピック・アジア代表権試合、アイスホッケー日本リーグ、プロ野球、大相撲、メキシコ国際スポーツ大会、第２回国際マラソンなど。