ニュース映画
大毎ニュース 677 たまごの工場
番組ID
N01830
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
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上映日
1964年07月15日(水)
時間(秒)
205
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
静岡県沼津市の北7キロ、愛鷹山の麓に立ち並ぶ近代的な工場は、26棟の鶏舎に25万羽のニワトリというマンモス養鶏場。はじめ農協としてスタートしたが、1963年暮れに株式組織に切り換え、従業員1人で1万羽を管理できるように設計された。給餌装置はオートマ化され、季節や天候を問わず人工的に一定の環境が作られる。窓なし鶏舎ではニワトリがタマゴの増産に駆り立てられている。今まで日本の養鶏は農家の副業的なものだったが、ここでは気象観測や品質測定等、各職場のデータを集めて生産計画を練るなど、科学的な経営を実施している。そしてまた、食堂や宿舎、保育園の充実など、従業員の厚生面も近代的である。こうした環境の中で1日に約10万個の鶏卵が生産され、全国に先駆けて卵の規格化にも成功している。東京のオリンピック村にも納入が決まった。近代企業のサラリーマンとなった農家の人たち。生産から経営まで新しいシステムを取り入れたこの養鶏場は注目を集めている。(町から村から・現地ルポ)