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ニュース映画

大毎ニュース 692 東京オリンピック 第三報

番組ID
N01879
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1964年10月28日(水)
時間(秒)
433
カテゴリ
スポーツ
概要
オリンピック後半戦、都体育館の体操。チェコのチャスラフスカ選手は個人総合で宿敵ソ連のラチニナ選手をおさえて初優勝。男子チームは日本がローマについで2連勝。個人総合では遠藤選手が日本念願の初優勝を飾った。女子チームもよく健闘し3位。陸上最終マラソンコースの甲州街道は120万人の人出、午後1時、68人の選手が一斉に国立競技場をスタート。18キロ当たりからエチオピアのアベベがトップで独走体制日本期待の円谷幸吉は2位、これを追ってイギリスのヒートリー、キルビィが追う。結局アベベが2時間12分11秒2の驚異的な世界最高記録で1位、五輪初の2連勝。2位ヒートリー、円谷は3位となった。日ソバレーボールの決勝は日本チームがストレートでソ連を降し、この日の為に青春を賭けた彼女たちに金メダルが輝いた。10月24日は閉会式。

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大毎ニュース 690 東京オリンピック 第一報

聖火が東京に到着。1964年10月9日、皇居前広場で一つにまとめられた聖火を迎えてわきたつ前夜祭。ギリシャから招待されたカッセリ夫人も参加して、日本情緒豊かにオリンピック・ムードを盛り上げた。この夜、新興国スポーツ大会に参加した選手の出場が認められず、全員帰国することになった北朝鮮とインドネシア選手団のお別れパーティーが開かれた。北朝鮮の金メダル候補辛金丹選手も開会式の前夜帰国した。アジアで初めて開催される大会に北朝鮮、インドネシア両国が不参加は主催国の日本として残念な出来事だった。10月10日は開会式の日は秋晴れのオリンピック日和となった。国立競技場周辺には開門前から10万を越える観客がきた。神宮絵画館前のサブトラックには各国選手団がお国ぶりの服装で勢ぞろい。入場行進前に交歓風景も見られた。先頭はギリシャ、アフリカの新興国、カメルーン、コンゴは初参加。キューバ選手団、東西ドイツ統一チーム、それに次ぐアメリカ、ソ連はお互いに最強を誇るライバル同士、日本選手団の行進を最後に終了。参加国94ヵ国、約7千人の若人が集う世紀の祭典、第18回東京オリンピック大会は昭和天皇の大会宣言でははなやかに幕をあけた。その頃聖火は皇居前をスタート、国立競技場に向かう。オリンピアで採火されてから51日目、2万6千キロのコースを10万人もの若人達の手によってリレーされた聖火が最終ランナー坂井義則君の手にしっかりと渡された。やがて聖火は観衆の見守るうちに会場へ到着、聖火台に点火された。あかあかと燃え上がる聖火のもとオリンピック競技が始まった。大会3日目、渋谷公会堂で行われた重量あげフェザー級に出場した三宅義信選手は自分の持つ記録を更新して堂々優勝、日本初の金メダル。


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