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ニュース映画

大毎ニュース 786 初秋の北見

番組ID
N02183
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1966年08月17日(水)
時間(秒)
193
カテゴリ
地域
概要
早くも秋の訪れを見た北見平野。農耕馬の産地として知られたこの地方も、農業の機械化につれ、馬がだんだん少なくなってきた。お盆が来ると中村清信さんは愛馬「コウリョク号」の手入れに精を出す。町に盆踊りのはやしが流れ、北見名物「ばんえい競馬」が人気を呼び、人も馬も町かねたように町に出る。予想屋も店を張り、北国のダービー気分を盛り上げる。滅び行く農耕馬の心意気を見せようと道内から集まった馬200頭、いずれも力自慢の馬ばかり。距離210メートル、人も馬も死力を尽くして3つの障害に挑む。中村さんの「コウリョク号」は80回も優勝した名馬で、この日の本命。ゴール寸前の追込みが成功、81回目の優勝を飾った。年に1度の北見競馬が終って、間もなく実りの秋がやって来る。(町から村から)

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大毎ニュース 759 羽田沖の惨事 133名死亡

ジェット時代の花形として登場したボーイング727、この巨大な「空のバス」は世界にその高性能と安全性を誇っていった。だが1966年2月4日、133名を乗せて札幌を飛び立った全日空の同型機羽田到着寸前、東京湾に墜落。空港史上最大の事故となった。肉親の帰りを待ちわびていた家族は絶望のどん底、空と海とで繰り広げられた大捜索で変わり果てた遺体が発見され、遺体安置場の増上寺は悲しい対面の場と化した。しかし、5日までに発見された遺体はわずか29体、翌6日から海上保安庁をはじめ漁船に至るまで東京湾上に大がかりな捜索が繰り広げられた。海のレインジャー部隊も凍り付くような海に飛び込んで手探り同様の困難な作業を行った。午前9時すぎついに羽田沖12キロの海底に沈む遭難機を発見、しかし遺体の引き上げは高まる風波のためにはかどらない。4日間も待ち尽くした遺族達は遭難現場に向かい、一刻も早い遺体収容を祈る。遺族の願いを背に受けて荒波の中で遺体収容が始まった。ここ数年来、我が国の航空路線はぐんと伸びて来た。デラックスな新鋭機を買い入れ、お客を呼ぶ。しかし、その前に安全は果たして充分なのであろうか、ボーイング727は昨年アメリカで今度と同じように着陸時の事故を3回も起こしている。


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