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テレビ番組

ドキュメント広島SP 原爆資料館 閉ざされた40分 ~検証 G7広島サミット~

番組ID
217655
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放送日時
2023年08月05日(土)01:25~02:25
時間(分)
52
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
広島ホームテレビ(HOME)
製作者
広島ホームテレビ(HOME)
制作社
広島ホームテレビ(HOME)
出演者
スタッフ
編集:田中実生、CG:西山和樹、MA:出水菜々、音響効果:冨田康、ディレクター:斉藤俊幸、プロデューサー:立川直樹
概要
史上初めて被爆地で行われたG7サミット。核保有国3か国を含むG7首脳が広島に集まるという歴史的な瞬間が実現した。戦禍のウクライナからはゼレンスキー大統領も訪れ、西側諸国の結束を世界にアピールした。岸田総理は平和公園で成果を強調した。しかし、被爆者からは否定的な声が相次いだ。「要望がほとんど聞き入れられなかった」、「何のために広島で開いたのか」、さらには「大変な失敗だった」という声もあった。多くの疑問の声が上がったのが「完全非公開」とされた原爆資料館の視察である。首脳たちが滞在した時間は40分だった。なぜ隠されたのか、そして首脳たちは何を見て、何を感じたのか。“閉ざされた40分”の取材を進めていくと、巨大なサミットに翻弄された被爆地の姿が見えてきた。

同じ年代の公開番組

アイ アム アトミックボム サバイバー ―小倉桂子が伝え続ける理由―(英語字幕版)

8歳のときに爆心地から2.4キロで被爆した小倉桂子さんは、英語で被爆証言する貴重な語り部だ。桂子さんの夫・馨さんは、アメリカで生まれた日系2世で、原爆資料館の館長を務めるなど、平和行政に心血を注いだが、57歳の若さで突然この世を去った。桂子さんはその後、夫を訪ねてきた外国人の通訳を務めるようになり、意図せず、被爆者の通訳をするようになる。それでも被爆の惨状を目の当たりにし、トラウマを抱えていた桂子さんは自らの体験を語ることはなかった。しかし、あるきっかけで伝えていくようになる。番組では、2021年3月からの桂子さんの2年半に密着。83歳にしてウェブ発信をしていく姿や、被爆証言をするためにアメリカに行く姿など、精力的に活動する様子を追いかけた。また、ロシアによるウクライナ侵攻が起きる中、その犠牲者たちに寄り添う姿も伝える。さらに、2023年5月の「G7広島サミット」で各国首脳に被爆証言する裏側にも迫った。コロナ禍の2年半に桂子さんは何を思い、何を伝えてきたのか、平和の種を蒔く姿を伝える。(英語字幕版)◆英語タイトル“I am an Atomic Bomb Survivor ―Why Keiko Ogura continues to tell her story―”


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WATCH ~真相に迫る~ マイネームイズ ヤハタ・テルコ ~「英語で伝えたい」 85歳被爆者の挑戦 ~

八幡照子さん(85歳)は8歳の時に広島市の自宅で被爆し、頭に大けがを負った。その後、たどり着いた八幡さんが通っていた小学校は以前とは全く異なる場所になっていた。校庭は人を焼く火葬場になり、教室は生死を彷徨う人で溢れかえっていた。「怖い、かわいそう」、そんな感情さえなくなるほどの衝撃的な光景だった。照子さんは仕事や子育てを経て10年前から被爆体験を証言し始めた。最初は日本語での証言だったが、被爆者らが船で地球一周をする企画に参加したことを転機に、「自分の言葉で伝えたい」という思いが芽生えた。また、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの搭乗員の孫と出会い、二度と核兵器が使用されないよう互いに語り、誓い合った。それから八幡さんは英語を必死に学び、英語で証言できるまでになった。そして2022年12月、広島で開かれた「国際賢人会議」で八幡さんは世界各国の有識者の前で被爆体験を自らの言葉で語った。証言で最も訴えたいことは「Who do you love?(あなたの愛する人は誰ですか?)、What do you love?(あなたの守りたいものは何ですか?)」。愛する人や守りたい人がいたらその人たちを核の脅威にさらすことはできない。核兵器の無い世界に向けて85歳の被爆者はその体験を語り続ける。


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少女たちの公式 ―遠き人へのメッセージ―

2023年5月、被爆地で初めてG7広島サミットが開かれた。平和公園へと向かう各国首脳の車列が通り過ぎた場所に「E=MC2」と刻まれた碑がある。広島市立第一高等女学校(市女、現・舟入高校)の慰霊碑だ。舟入高校の同窓会事務局に残された学籍簿には「死」の文字が並ぶ。原爆によって奪われた市女の生徒の命は666人にも上った。市女の卒業生・加藤八千代さん(94歳)は、親友・葭本恒子さんを奪われた。救護所に運ばれた恒子さんを看病し、母親へ知らせた。母親と再会した恒子さんだったが、その数日後に息を引き取った。恒子さんの妹・純子さんも原爆の犠牲になり、2人の娘を失った母親は、戦後に生まれた孫のために手記を残していた。慰霊碑に刻まれた「E=MC2」は原爆の開発に応用されたアインシュタインの公式だ。悪魔の兵器にもなり得るこの公式を人類はどう使わないといけないのか。ロシアによるウクライナ侵攻で核兵器使用の危機が高まる中、舟入高校の卒業生であるRCCキャスターの河村綾奈が関係者への取材を通して、記憶を「継承」していくとともに、記憶からの「警鐘」を伝える。


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