１９６３年（昭和３８）冬、北陸地方を襲った豪雪と闘いながら、その報道活動に全力を傾けた北日本放送報道部の姿を録音構成で記録した番組。

現代の青年たちの生きる目標は何か。十円玉ひとつを握り締めて出発した少女の行動を通してコミカルに描くメルヘンドラマ。作：谷川俊太郎、音楽：湯浅譲二。出演：伊藤幸子、小池朝雄、高橋昌也ほか。

ある４回戦ボクサーが試合に臨むまでの過程を、起床から就寝まで密着取材。主人公のつぶやきや迫力のある現実音を巧みに使い、武満徹が独自の音響世界として再構成する。“音の物体詩”。作：安部公房、音響：武満徹。

白山連峰の麓、粟津温泉（石川県小松市）に伝わる「おっしょべ節」を紹介する。歌は、温泉宿で働くおすえという子守り女と向かいの旅館の下男・竹松の恋物語を歌ったもの。

白山麓の白峰村（石川県白山市）に古くから伝わる「かんこ踊り」を紹介する。男５人、女３人の踊り手が紺色の野良着姿で舞う「かんこ踊り」は、白山にこもった泰澄大師を迎えて踊ったのが始まりという。

豊後浄瑠璃のとぼけた味をナレーションに生かし、豊後浄瑠璃、かくれ切支丹、狐にまつわる三つの話をドラマとして構成する。作：西澤實、音楽：宇野誠一郎。出演：河野秋武、今福将雄、新道乃里子ほか。

地方民間放送共同制作協議会（火曜会）が、１９６３年正月の放送用に寄席で収録した漫才。出演：獅子てんや、瀬戸わんや。

鵜飼船上の座談会。出席は九重親方（元千代の山）、立行司・木村庄之助（２４代）、評論家・渡辺紳一郎氏、千代菊株式会社社長・坂倉又吉氏ほか。