戦後日本の経済復興を支えてきた炭坑。北海道夕張市の親子三代の炭坑マンが、地底に倒れた仲間たちを思い、ヤマの歴史と体験を詩につづった。

伊予宇和島藩に起きたお家騒動。藩主・秀宗を気遣う父・伊達政宗の気持ちを、再現ドラマや現代風な記者レポート・解説などを交えて描く。南海放送のアナウンサーが総出演。

東シナ海の底びき網漁船船長“カモメのハーさん”からＮＢＣラジオに２年間にわたって届いた便りをもとに、海に生きる男達の暮しを臨場感豊かに描く。

かつて子供なら誰もが持っていた楽器・ハーモニカ。しかし昭和４０年代初頭にその人気は衰退する。なぜハーモニカの人気は衰えたのか。そのノスタルジックな音を聞きながらハーモニカの現在を見る。

童謡「むすんでひらいて」のメロディは、フォークソング、賛美歌、ラブソングそして軍歌と、形を変え世界中で歌われている。各国の「むすんでひらいて」を紹介しながら、フランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーが作曲者とされるこの楽曲のルーツをたどる。

豪放磊落な芸風で人気のあった六代目笑福亭松鶴。その人生と人となりを、彼の出囃子を弾きつづけた女性の目を通して描く。出演：森光子、芦屋雁之助ほか。実際の笑福亭一門も出演する。

日本各地で賛美歌を歌い、福音歌手として社会奉仕を続ける中国人歌手・胡美芳さん。歴史に翻弄され続けた彼女の半生を描く。

原爆の爆心地に近い神崎国民学校の集団疎開は、家族の爆死により孤児を生み、学区全滅のため母校は廃校となった。戦後４１年を経て疎開地・吉木で再会した、教師と教え子たちの戦争体験をインタビューする。