安藤鶴夫の「寄席紳士録」を自身の構成・演出でラジオに再現する。第６夜は、入船亭扇橋の子に生まれ、幼い頃から芸になじんで育ち、得意の三味線と唄で人気のあった都々逸坊扇歌の哀しい晩年。出演：フランキー堺。

ライオンのジオジオは森の王者。その象徴である金色の冠に一羽の鳥が卵を産む。その卵がかえるまでの親鳥とジオジオの物語。作：岸田衿子、音楽：芥川也寸志。演奏：日本フィルハーモニー交響楽団。出演：松本幸四郎、岸田今日子。

原生林で迷った幼い子供が５日後に無事助けだされた事件をもとに、幼児が自然にかえる過程を新しい童話として描く。作：土井行夫、音楽：斎藤超。出演：宮崎晴久、北村英三、中畑道子ほか。

交通事故を起こしてから、被害者とその家族との和解、示談に到るまでの過程を追い、交通戦争を加害者の立場から浮き彫りにする。

日中戦争のさなか、植樹をしたことで中国に感謝された元戦車隊長の吉松喜三さん。吉松さんの植樹による戦死者への慰霊と、世界平和を願う心を描く。

「経済的な理由で遠足に行けない子がいるが、どうしたらいいのか」という内容の放送劇のあと、スタジオの小学生が討論する。

地方民間放送共同制作協議会（火曜会）が、１９６２年正月の放送用に寄席で収録した漫才。出演：東五九童、香島ラッキー。

安藤鶴夫の「寄席紳士録」を自身の構成・演出でラジオに再現。第２夜、おでこのシャッポは三十を少し越したあぶらののり切った、中年増である。彼女と落語家との色恋話。出演：フランキー堺。