森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「家族」：父親が生涯を通して隠し続けた秘密を、子である作者が探り明らかにする。それは既に知っていた母親の出生の秘密よりも、作者にとってもっと重大な意味を持っていた。原作：山口瞳、脚本：山田正弘。

北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）に渡ったきり音信もほとんど途絶えている日本人妻たちから、テープと家族あての手紙が送られてきた。家族や関係議員などに取材し、彼女たちの自由往来の実現を求める会の活動を紹介する。

目の不自由な夫婦が作家・曽野綾子さんの案内で、エルサレム、ローマ、ルルドを回る聖地巡礼の旅に出る。二人は苦難を乗り越え、生きる事の意味を考える。

脳死と密接な関係をもつ臓器移植をテーマにした、医学界以外では初めてのシンポジウムを伝える。様々な問題提起、提言がなされる。

福岡県筑豊で坑道陥没被害が深刻化、国による補償と復旧事業が始まった。住民に代わって「鉱害屋」が行政側との交渉にあたる。

上方演芸の優れた演者、演目を各地に派遣する公開番組。この回は京都府伊根町から、笑福亭松之助の落語「三十石」をおくる。司会は前川康一アナウンサー。

１６０３年、山内一豊の土佐入城を発端に高知県本山地方に起こった農民蜂起事件の顛末と、独立心旺盛な山に生きる農民たちの姿を描くドラマ。原作：泉淳。

東北の貧乏寺に生まれ漁村に嫁いできた平凡な女性。彼女に襲いかかった過酷な運命と人生の変転を、ひとりの老婆が語るトークドラマ。出演：北林谷栄。