３億年の時間がつくりあげた秋吉台。学術研究、鍾乳洞探検、観光開発など、それぞれの分野で秋吉台に関った人たちの語を通して、自然と人間について考える。案内役は庫本正さん（秋吉台科学博物館館長）。

明治期以来、長野県は「教育県」と言われ続けてきたのだが、前年の共通一次試験の成績は芳しいものではなかった。県民や教育現場の声を丹念に拾った取材を通して、長野県の教育の実態を検証する。

第二次世界大戦の終戦間際、秋田県大館市の花岡鉱山で、強制連行されていた中国人労働者が虐待に耐えかねて蜂起した「花岡事件」を、関係者の証言により検証する。

妻が老人性認知症によって様々な奇怪な行動をとり始め、夫は戸惑う。子どもも身寄りもない老夫婦が直面する老後をリアルに描く。脚本：高橋辰雄。出演：中村伸郎、南美江。

童謡「むすんでひらいて」のメロディは、フォークソング、賛美歌、ラブソングそして軍歌と、形を変え世界中で歌われている。各国の「むすんでひらいて」を紹介しながら、フランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーが作曲者とされるこの楽曲のルーツをたどる。

伊予宇和島藩に起きたお家騒動。藩主・秀宗を気遣う父・伊達政宗の気持ちを、再現ドラマや現代風な記者レポート・解説などを交えて描く。南海放送のアナウンサーが総出演。

かつて子供なら誰もが持っていた楽器・ハーモニカ。しかし昭和４０年代初頭にその人気は衰退する。なぜハーモニカの人気は衰えたのか。そのノスタルジックな音を聞きながらハーモニカの現在を見る。

原爆の爆心地に近い神崎国民学校の集団疎開は、家族の爆死により孤児を生み、学区全滅のため母校は廃校となった。戦後４１年を経て疎開地・吉木で再会した、教師と教え子たちの戦争体験をインタビューする。