フランス人の妻を失った主人公「私」が、波乱をきわめた社会情勢の中で残された一人娘を育てあげるまでを、自分の恋愛と人間的な苦悩を織りまぜながら描く。（１９５８年４月７日～１９５９年４月４日放送、全３０４回）。原作：獅子文六、脚本：山下与志一、音楽：斉藤一郎。出演：滝沢修、油谷佐和子、真弓田一夫ほか。

女性向けに長く続いた番組。本編は高村光太郎の一周忌にちなみ、身近な人々の証言から在りし日の故人をしのぶ。出演：久米明。

７年・５次にわたって総理を務め、引退後も大きな影響力を持った吉田茂氏が、各内閣の思い出を語る。聞き手は細川隆元。

一般の聴取者による漫才コンビが自慢の芸を披露し、漫才作家、プロの漫才師が審査・批評する。司会は松鶴家光晴と浮世亭夢若、審査の先生は漫才作家の秋田実。この回の特別講師は夢路こいし、喜味いとし。

１９４８年３月、民主・社会・国民協同の三党連立内閣で民主党総裁として総理に就任した芦田均氏が、中道政治の理念を語る。

夕方の生ワイド番組。独特の語りで知られる竹脇昌作が浅草寺本堂落慶の模様を伝える。出演は清水谷恭順貫主、久保田万太郎ほか。

保守合同後初の自民党総裁選に勝利し組閣するも病気のために２か月で退任した石橋湛山氏が、引退表明時の心境などを語る。

人間と犬が会話を交わすというファンタジックな手法で、主人公の小犬・コロと飼い主のおじさんの愛情を描く連続ホームドラマ（１９５７年４月１日～１９５８年１２月３０日放送、全４７９回）。作：乾信一郎、音楽：小林秀雄。語り手：幸田弘子、出演：小柳徹、山田清ほか。