東京の各地に伝わる民話や伝説をドラマ化したものと現地取材のリポートで構成するシリーズ。この回は、大田区矢口周辺に残る悲運の武将の伝説「新田義興伝説」。脚本：大塚ひろし、出演：山内雅人、梨羽雪子。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「天地静大」：江戸時代末期、世の中は尊王派・佐幕派に分かれて揺れていた。東北の小藩から学問をするために江戸へ来た杉浦透は、不安定な時代であるからこそ純粋に学問で身を立てようと考える。一方、透の良き理解者である藩主の弟・水谷郷臣は、藩内の対立の中で微妙な立場に立たされていた。不穏な情勢に取り巻かれながらも、二人は自らの心のまま生きようとする。（８回シリーズの第５回）◆原作：山本周五郎、脚本：たなべまもる。

三重県の鳥羽水族館で飼育されているジュゴンを擬人化して海の中の世界を描き、人間の傲慢さに警鐘を鳴らす。出演：堺正章。

１９１０年に出現したハレー彗星の美しさに魅せられた４人の高校生が、彗星が再び現れる７６年後まで生きようと誓い合う。しかし、４人は変貌する社会に翻弄され次々に死んでいく。作：木村嘉長、作曲：下山一二三。出演：村田健司、篠崎義昭、木村宏子ほか。

戦前、戦中、戦後、そして現代へと人々の歴史とともに生き続けてきた昭和の歌謡曲をレコードと話でつづる。司会は加賀美幸子アナウンサー。この回は、ゲストに作曲家の吉田矢健治さんを迎えた２回目。曲は「夕焼けとんび」「月夜の笛」など。

戦前、戦中、戦後、そして現代へと人々の歴史とともに生き続けてきた昭和の歌謡曲をレコードと話でつづる。司会は泉ピン子、関口進アナウンサー。この回は、ゲストに作詞・作曲家の米山正夫さんを迎えた１回目。曲は「リンゴ追分」など。

女流作家の右眼を主人公に、失明の危機にひんしたその作家の苦悩と奇跡的な開眼を天衣無縫に描く。原作：曽野綾子「贈られた眼の記録」、脚本：田中千禾夫、音楽：水谷川忠俊。出演：松島トモ子、川口敦子、三国一朗ほか。

野沢那智と白石冬美、ナチ・チャコ（ナッチャコ）コンビによる若者向け深夜番組。木曜日の深夜、曜日が変わっての「金曜パック（金パ）」。１９６７年から１５年間続いた番組の最終回。◆ナチ・チャコのデュエット曲「青山レイニィ・ナイト」の話題、リスナーからの「最終回予想」、前週紹介したある家族の話題、コーナー「御題拝借（テーマ：こんな日はどうしたらいいの？）」、最後の「冬美の部屋」、ナッチャコの曲「テレフォンラブ」、そして「シバの女王」でエンディングを迎える。