沖縄のバイオリンといわれる胡弓（クーチョー）。華やかさはないがしんみりとした音調で昔から沖縄の人々には親しまれてきた。クーチョーの第１人者といわれる又吉真栄さんがその魅力を語る。

１９４４年有珠山の麓に海抜４０７ｍの昭和新山が誕生した。その過程を記録し、私財を投じて新山を守ってきた美松五郎氏を描く。原作：新田次郎。出演：名古屋章、坂内弘治、高木孔美子ほか。

芸能界の第一線で活躍中の人、あるいは故人となった人の舞台の録音やレコードに残された演奏などを交え、芸談、エピソードなどを聞くシリーズ「芸と人」。この回は河東節三味線方の山彦河良さん（六世）をとりあげる。出演は竹内道敬、高濱流光妙。

紀州・熊野地方に伝わる“普陀洛渡海”という儀式・風習を題材に、渡海僧に選ばれた塔泉坊とこの地を訪れたポルトガル宣教師に焦点を当て、東洋と西洋の死生観を描く。脚本：山元清多、音楽：宇野誠一郎。出演：フランキー堺、吉田日出子ほか。

戦前、戦中、戦後、そして現代へと人々の歴史とともに生き続けてきた昭和の歌謡曲をレコードと話でつづる。司会は泉ピン子、関口進アナウンサー。この回は、ゲストに作曲家の船村徹さんを迎えた１回目。曲は「たそがれとあの人」など。

太平洋戦争末期、宮古島に駐屯していた一兵士の体験を題材に、極限状況における人間性を描く。加藤武の一人芝居。原作：伊丹十三「小説より奇なり」。

日本人の食卓にかかせない梅干し。福島県須賀川市に住む竹内さんは塩も水も使わず、土用干しもしない梅干しの作り方を考案した。問い合わせが殺到しているという塩抜き梅干しの作り方を伝授する。

沖縄の島歌、流行歌、軍歌などの替え歌の背景にあるものは何か。沖縄言葉の解説をまじえながら、戦後３６年の歳月を経てもなお戦争と縁が切れない沖縄庶民の姿を、歌を通して浮かびあがらせる。