芸能界の第一線で活躍中の人、あるいは故人となった人の舞台の録音やレコードに残された演奏などを交え、芸談、エピソードなどを聞くシリーズ「芸と人」。この回は長唄唄方の芳村五郎治さんがゲスト。聞き手は石田豊。

「天満の市」は大阪で古くから歌われている子守り歌。この歌詞の由来を探ると、そこには大阪庶民のお上に対する抵抗があった。

太平洋戦争末期、宮古島に駐屯していた一兵士の体験を題材に、極限状況における人間性を描く。加藤武の一人芝居。原作：伊丹十三「小説より奇なり」。

１９５４年９月の青函連絡船・洞爺丸遭難事故。ベテラン船長の下した判断の謎に船内の状況をからめて描写する。原作：上前淳一郎、脚本：清水邦夫、音楽：武満徹。出演：藤田まこと、小池朝雄ほか。

戦前、戦中、戦後、そして現代へと人々の歴史とともに生き続けてきた昭和の歌謡曲をレコードと話でつづる。司会は泉ピン子、関口進アナウンサー。この回は、ゲストに作詞家の星野哲郎さんを迎えた２回目。曲は「アンコ椿は恋の花」など。

秋田三味線名人の浅野梅若。秋田民謡の伴奏者として民謡界をリードしてきた永沢千恵子。彼らの５０年にわたる芸の軌跡をたどる。

１９４４年有珠山の麓に海抜４０７ｍの昭和新山が誕生した。その過程を記録し、私財を投じて新山を守ってきた美松五郎氏を描く。原作：新田次郎。出演：名古屋章、坂内弘治、高木孔美子ほか。

相模国三浦、秋谷の里にある不気味な空き屋敷。そこに住みついた旅の男と僧が遭遇した幻想と怪異の世界を描く。原作：泉鏡花、脚本：高橋辰雄。出演：幸田弘子、若山弦蔵、武藤礼子ほか。