元海軍予備中尉の小島清文さんが希有な戦争体験を語る。ハワイの捕虜収容所で彼が携わった終戦促進グループの活動を紹介、不戦兵士の会が誕生した背景を探っていく。現在もなお不戦活動を続ける小島さんの心情を描くドキュメンタリー。

小沢昭一がそのむかし寄席で聞き覚えたという都々逸、さのさ、演歌など唄い、芸人たちの思い出を奔放に語る。（１９９３年１月４日～８日放送の編集版。）

宮崎を代表する詩人・南邦和さんが、宮崎県南部の山地に源を発し日向灘に注ぐ大淀川の流域を歩く。流域に暮らす人々、川を守る人々の話を聞き、また大淀川を舞台にした文芸作品などを朗読しそのイメージを広げる。キープみやざきビューティフルキャンペーン番組。

中途失明者である主人公がラジオ番組の語り手として、家族や仲間たちに支えられながら盲導犬キュリーとともに生きる喜びを、明るく前向きに語る。

野麦峠のふもとに建てた手作りの丸太小屋に住み、自然と調和した自分なりの生き方を貫く奥原仁作さんの手記をもとに、山里の村の暮しを紹介する。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は杉澤陽太郎さんが出演する４回連続の２回目。◆テーマは「待つこと、黙ること」。杉澤さんがインタビュー番組を担当していた頃は生放送が多く、収録する場合でも編集しないで放送するのが原則であった。作家の井上靖さん、画家の中川一政さんにインタビューした時の思い出を振り返る。インタビューの際、待つこと黙ることは奥にあるものを表に出す時間だと杉澤さんは語る。◆聞き手は加藤昌男アナウンサー。

伊藤拾郎さんは山口市に在住、詩人・中原中也の実弟である。兄との縁がきっかけで、７５歳の今、昔から親しんできたハーモニカの演奏がＣＤ化されることになった。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第４回は「粋」と「野暮」について伺う。聞き手は和田篤。