母の祈りと子守りの恨みという、子守歌の持つ光と影の部分を追いながら、歌手、詩人、ギタリストの３人が子守歌に寄せる思いを語り、社会史的考察を加える。子守歌が歴史の中で姿を消していく過程を検証していく。

「赤ちゃんはどこから生まれるの？」という子供の質問に親たちは今までどうこたえてきたのか。子供の質問と親の答えにギャップはないだろうか。リスナーの声を紹介しつつ進行する。ゲストは教育評論家の斎藤次郎氏、パーソナリティは岡田照幸と中野陽子。

長野県小県郡武石村診療所所長・矢島嶺さんと諏訪中央病院院長・鎌田實さんが対談する「いのちを考える」の第２回。◆地域医療の現場、お年寄りの在宅ケアの現状とこれから、やがて迎える死をどう受け入れ看取ったらいいのか、在宅で死を迎えるお年寄りを看取った時の体験、ボランティア活動の現状、嫁だけの看護の限界さ、子供教育への影響、国の対策の弱さ…などについて、２人の医師が共に思いをぶつけ合う。

岐阜ラジオの情報生番組「今小町発ナイスデイ」内のコーナー「生きいき方言ウォッチング」。地方文化の生きた代表といえる方言をテーマにする。パーソナリティは神田卓朗、辻実枝。この回は、ＩＢＣ岩手放送の神山浩樹アナウンサーが出演し、岩手県の方言講座、方言ニュース、方言クイズなどを送る。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は鈴木健二さんが出演する連続５回の１回目。◆テーマは「東海道新幹線全線中継」。昭和３９（１９６４）年に東海道新幹線が開通、ＮＨＫは開業前の８月２５日に東京から新大阪までの全線を総合テレビで中継した。新幹線の中からの実況を担当した鈴木さんが当時の苦労を振り返る。◆聞き手は中田薫アナウンサー。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第２回は台詞の面からの近松門左衛門、鶴屋南北、河竹黙阿弥について伺う。聞き手は和田篤。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は相川浩さんが出演する連続２回の１回目。◆テーマは「黙るアナウンス」。小沢昭一さんと二人で「趣味とあなたと」という番組の司会をしているとき、喋ることについて悩んだという相川さん。番組の中で喋らない、写らないことを楽しめるようになったら、何か開けたような気がしたと語る。◆聞き手は宮川俊二アナウンサー。

１９８３年５月２６日の日本海中部地震を振り返りながら、災害時にラジオがどう役立ち、何が求められたのかを、聴く側、伝える側、研究者の立場から考えていく。出演は弘前大学人文学部助教授の田中重好氏、応用地質秋田支店の三浦義征氏、東京大学社会情報研究所教授の廣井脩氏。ＡＢＳ秋田放送・ＮＨＫ秋田放送局、共同ラジオ特集番組。