岩手県上閉伊郡大槌町は三陸海岸のほぼ中央に位置する小さな漁業の町。ここで毎年１２月初めに行われる川開きは大勢の観光客でにぎわう。鮭のつかみ取りなど、祭りを楽しむ人々の声を伝える。

長野県下伊那郡阿南町の病院に勤務し、下伊那地方の無医村を精力的に巡回。村人から親しまれている医師の一日を追う。

香川県琴平市に江戸時代の歌舞伎劇場の姿を残す金丸座が移転復元された。復元工事に携わった関係者、開場式の舞台に立った二代目中村鴈治郎さんらがその意義を語る。

長野県安曇郡堀金村の臼造り名人を紹介する。質のいい木材とのど自慢大会があると聞けばどこにでも出かけていくという臼造り名人が、臼を掘りながら自慢ののどを聞かせる。

西の京都と呼ばれる高知県中村市。藩制時代に野中兼山が整備した水路の水を引くため、多いときには５０台以上もあったという水車も、時代の流れとともに姿を消そうとしている。

日本の三大祇園のひとつ博多山笠は、その勇壮さで男の祭りとして知られている。しかし、男達を祭りに送り出すのはご寮んさん（奥さん）の役目。祭りの陰の主役は女性達ではないだろうか。

西郷隆盛の没後１００年を機に、維新の立役者でありながら西南の役で賊徒とされた西郷の実像を、各界の見解を集めて検証する。インタビュー出演は作家の海音寺潮五郎、岩田玲文、山本七平ほか。

那須岳に源を発し山深い自然の中を流れて太平洋に注ぐ阿武隅川。この川の中流、宮城県丸森町には今も渡し舟が残る。５０年前、舟に乗って嫁入りしたという女性や船頭が思い出を語る。