元海軍予備中尉の小島清文さんが希有な戦争体験を語る。ハワイの捕虜収容所で彼が携わった終戦促進グループの活動を紹介、不戦兵士の会が誕生した背景を探っていく。現在もなお不戦活動を続ける小島さんの心情を描くドキュメンタリー。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。５回シリーズで俳人の金子兜太さんを迎える。第３回は正岡子規について伺う。聞き手は秋山和平。

１９８３年５月２６日の日本海中部地震を振り返りながら、災害時にラジオがどう役立ち、何が求められたのかを、聴く側、伝える側、研究者の立場から考えていく。出演は弘前大学人文学部助教授の田中重好氏、応用地質秋田支店の三浦義征氏、東京大学社会情報研究所教授の廣井脩氏。ＡＢＳ秋田放送・ＮＨＫ秋田放送局、共同ラジオ特集番組。

伊藤拾郎さんは山口市に在住、詩人・中原中也の実弟である。兄との縁がきっかけで、７５歳の今、昔から親しんできたハーモニカの演奏がＣＤ化されることになった。

芸能生活２０年を迎えた青森県津軽出身のシンガーソングライター吉幾三の足跡を振り返りながら、彼にとっての「ふるさと」や「家族」とは何かをインタビューを軸にして描く。津軽の人々の歴史を重ね合わせて、吉のヒット曲の背景にある「津軽のこころ」を伝える。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第３回は男の言葉、女の言葉、それぞれの名台詞などを伺う。聞き手は和田篤。

山本長五郎、またの名を“海道一の大親分”清水次郎長。その没後１００年を記念して、小沢昭一が次郎長一代記を講談調で独演する。史実に基づきながらも、新しく意外な次郎長の人間像をおもしろおかしく描き出す。

中途失明者である主人公がラジオ番組の語り手として、家族や仲間たちに支えられながら盲導犬キュリーとともに生きる喜びを、明るく前向きに語る。