日本ではじめて「排砂」ゲートを備えた、黒部川上流の「出し平ダム」。「排砂」はダムの寿命を延ばすとされていたが、海や漁場への悪影響が指摘され、新たな環境問題を引き起こした。電力会社からの補償金についての争いなど、問題の生々しさを伝える。

「サイトウ・キネン・オーケストラ」は指揮者・小澤征爾氏が、恩師・齋藤秀雄の同門の志を世界各地から呼び集めて結成する管弦楽団。そのオーケストラが中心となって毎年長野県松本市を会場に開催されるのが「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」である。◆番組は２０００年のフェスティバルから「ベートーベン・プログラム」を完全収録。フェスティバルを支えてきたボランティアや事務局の人たちへのインタビューを交えて構成し、スタジオゲストには小澤幹雄氏を迎える。終演後の征爾氏へのインタビューも収録。

言葉の聞き取り、発音、読み書きが不自由になる失語症。脳動脈瘤破裂で倒れ、失語症と右半身麻痺に陥った女性に取材する。彼女の言葉を回復しようと奮闘する夫や家族の愛情深い取り組みを通して、医学的にも未解明であり、社会的にも理解が進んでいない失語症の実情を検証する。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、今井藤七を取り上げる。北海道を代表する百貨店・丸井今井デパートの創始者である藤七。そのスタートは札幌の創成川のほとり、小さなかやぶきの小屋に開いた日用雑貨の屋台だった。

レギュラー番組から生まれた企画。フランスに花開いたワイン文化の歴史を、コミカルなドラマ形式で描く。◆サラリーマン風の男が上司に「ワインを勉強しろ」といわれ１軒の酒屋に飛び込む。すると仙台弁の女将さんは「フランスワインは３人のジャンヌなくしては語れない」と講釈が始まる。脚本：阿部聖。出演：藤沢智子、渡辺敏之、宝井琴柳。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、島義勇と岩村通俊を取り上げる。現在１８０万人の住民を抱える巨大都市・札幌も１２０年前は何もない状態だった。札幌都市計画の骨格を作ったのは、北海道開拓初代判官の島と二代目判官・岩村であった。

私たちの暮らしを豊かで便利にしている「音」。音響機器メーカーの職員やシンセサイザー奏者をスタジオに迎え、「音」が持っている機能や可能性、楽しさを紹介する。

テレビゲームをスタジオで実際に操作しながら、その内容を紹介する番組。「部屋に遊びに来た友達とゲームを楽しむ」ような雰囲気の中で「音で画像をイメージさせる」というのがコンセプト。この回に紹介されるのは、プレイヤーの操作に合わせて音楽が演奏されるというゲーム「ザ・マエストロ・ムジーク」。