終戦から間もない日本がまだまだ貧しい時代、学校に弁当を持っていけない子供たちがいた。小学校３年生の女の子と、彼女を温かく見守る担任の先生の交流を時代背景と共に細やかに描く。原作：水野幸一、朗読：藤田加奈子。

福岡出身のアクション女優・津村ゆかりさんは、香港で「大島由加里」、フィリピンで「シンシア・ラスター」の名前で活躍している。デビューのきっかけ、香港映画界への進出、撮影のエピソード、芸名の由来、なかなか認めてくれない母親などについてインタビューで聞く。

リストラ策の一環で解散した社会人野球の名門・住友金属野球団。突然の解雇に戸惑う２人の元野球団員に取材し、彼らの「人生の選択」を追う。企業とアマチュアスポーツや地域振興との関係が浮き彫りになる。

主人公の夏子は３２歳、夫と娘の３人家族。近頃始まった小学生の娘の不登校が悩みのタネである。そんな折、夏子の父親が家を訪れる。夢を追って次から次へと事業に手を出しては失敗を繰り返してきた人物である。作：長川千佳子、音楽：菱沼尚子。出演：斉藤由貴、江原真二郎、中原早苗ほか。

主人公・成宮俊介は東京の家電メーカーに勤める会社一筋の管理職。リストラを進めるため、故郷の広島に支店長として転勤することとなる。支店には高校時代同じ野球部で、入社も同期の阿部紀夫がいた。俊介は阿部を嫌悪していたが、それぞれの子どもが恋仲に。俊介は娘のために少年野球チームのコーチを引き受ける。脚本：梶田祐子、出演：山本圭、田中広子、伊東貴明、高尾六平ほか。

地元方言による詩集「風（かじぇ）」を出版した岩手県詩人クラブの渡邊眞吾さん。渡辺さん本人の話をはさみながら、土地のことばを出来るだけ活かして詩を朗読する。

民間警備会社に勤める男性、一人暮らしのお年寄り（独居老人）の戸別訪問員である。彼の仕事に同行取材し、高齢化社会や介護制度のあるべきすがたを考える。

東大阪市の町工場にはハイテクからローテクまで様々な技術と業種が混在している。最先端技術と職人技が同居しているその秘密を、経営者や職人に聞く。また、会社から金を集めてベンチャー企業の立上げを支援するなど、東大阪市でおこなわれている先進的な試みも紹介する。