現代の日本人にポピュラーな果物となった「りんご」は、どのように国中に広まり愛されるようになったのか。日本上陸からの１００年余りの歴史を追い、文学作品や流行歌に様々な形で登場する「りんご」を通じて、２０世紀の日本を検証していく。

「見れる」「食べれる」などのラ抜き言葉、「チョー…」「うざい」などの若者言葉、鼻濁音を使わない発音など、近年日本語の乱れが著しいと問題になっている。しかし、歴史的にみれば、そのような言い方にもある必然性があったり、それなりの理由があったりして使われている場合が多いと言う。また、方言が広がって日本語を変えていくこともある。変遷する日本語の実態を、ラ抜き言葉を中心に、様々な調査などにもとづいて解き明かす。講師は東京外国語大学の井上史雄教授。

山形県から生まれたふるさと演歌「孫」が大ヒット曲となった。作曲者であり歌手でもある大泉逸郎さんへのインタビューを軸に、サクランボ農家を営むその人となりを描く。歌のモデルとなった実のお孫さんのこと、奥さんとの出会い、難病と闘う息子さんへの想いなどを紹介。案内役は秋山裕靖アナウンサー。

日本の写真家たちが「世界のヒバクシャ」写真展を国内外で開催している。戦後５５年の軌跡をたどり、ヒバクシャと写真家へのインタビューを中心に核の廃絶を訴えるドキュメンタリー。◆１９４５年８月から５５年。もはや広島・長崎の被「爆」者だけでなく、核実験や原子力発電所の事故によるたくさんの被「曝」者が、世界各国で苦しみ続けている。

戦争体験者にインタビューして自身の体験を語ってもらうシリーズ番組。（１９９４年から継続）。◆茨城県水戸市の女性は戦争当時小学生。子どもの目から見た開戦当時のお祭り騒ぎ、その後の食料不足、空襲の日々などを語ってくれる。また、ひたちなか市の男性は兵隊として中国華北地方に派遣された青年時代について話す。

「街の中で座って放送を始めたら、どうなるだろう」。最近目につく“街に座っている若者”と同じ目線で向き合おうという企画。来る者拒まず、去る者追わず、誰でも参加できるラジオ生放送。◆路上にすわる笑福亭鶴瓶と堀ちえみ。この回は偶然出会ったストリートミュージシャンとの交流を中心に話が進んでいく。

鹿児島で昭和初期まで奏でられていた「薩摩たて琴」。しかし現在では楽器も奏者もほとんど残っていない。消えゆく運命にある薩摩たて琴の復活に取り組んでいる筝曲家の橋口歌裕さん・敏美さん夫妻の活動を描く。

テレビゲームをスタジオで実際に操作しながら、その内容を紹介する番組。「部屋に遊びに来た友達とゲームを楽しむ」ような雰囲気の中で「音で画像をイメージさせる」というのがコンセプト。この回に紹介されるのは、プレイヤーの操作に合わせて音楽が演奏されるというゲーム「ザ・マエストロ・ムジーク」。