ＦＭ福岡のスタジオで殺人事件が起きた。犯人当ての推理を生放送で行い、リスナーにも当てさせるというドラマ。◆生放送開始直前、ディレクターが何者かに殺された。現場確保のため、死体をスタジオに置いたまま番組はスタートする。ＦＭ福岡開局３０周年記念特別番組。

昭和４４年夏の甲子園で三沢高校が闘った延長戦と戦没野球選手をモチーフに、パロディーの手法で平和への祈りを描くドラマ。◆ここ数年、地区大会でも勝てない弱小の高校野球部に、盲目の老婆が新しい監督としてやってくる。するとチームは県予選で奇跡の快進撃をみせて甲子園出場を決めてしまう。なんと、三段に落ちるドロップを投げるエース・相内の投球フォームは、戦没した名投手・澤村英治にうりふたつであった。脚本：畑澤聖悟。出演：愚安亭遊佐、福士憲治ほか。

平日午後のワイド番組。パーソナリティは神山浩樹と後藤貴子。◆公募台本をパーソナリティが演じるショートドラマ「ラジオメロドラマ・男と女」、続いてこの日の特集・アルバイトやパート先での失敗談などリスナーから寄せられたお便りを紹介。そして全国の民謡を紹介するコーナーでは、様々な仕事を歌詞に織り込んだ数え歌をとりあげる。

終戦から間もない日本がまだまだ貧しい時代、学校に弁当を持っていけない子供たちがいた。小学校３年生の女の子と、彼女を温かく見守る担任の先生の交流を時代背景と共に細やかに描く。原作：水野幸一、朗読：藤田加奈子。

阪神大震災から５年がたった２０００年１月、都市計画によって道路は整備され新しい家が建ち並んだ。果たして、まちは住民が願ったものになったのか。神戸市東灘区の森南町と長田区の野田北部地区、２つの例から人々がどのように傷ついたまちを再生したのか振り返り、検証する。

平日夜のワイドＤＪ番組。この回のパーソナリティは「すだち」の２人（豪徳寺康成、美馬弘一郎）と居村章子。「イフイフのコーナー」「タイフウイッカのコーナー」「章子のウラ占い」「留守電天国」などで構成。

３３歳の独身女性が主人公。冷めた関係になっている恋人の関心をひくためにも、彼の子どもを宿したいと願っている。そんなある日、恋人は一人の少女を連れてくる。３人の若者たちが依存しあう関係から、自立していくまでを描く物語。作：二木美希子、音楽：ＢＡＮＡＮＡ。出演：高田聖子、藤元英樹、横木舞子ほか。

渡辺幹司さんは車いすマラソンのランナー。大分県別府のリハビリセンターでトレーニングに励んでいる。大分から全国的なアスリートに成長した渡辺さんが、シドニーで開かれるパラリンピックへの出場をめざして、最後の選考大会に臨む。