青森県津軽地方の五所川原市一帯では、田植え休みの時期に水の神様、田の神様を奉る「虫送り」という祭りが行われている。このお祭りの起源を「公開ラジオドラマ」という形でひもといていく。すべての台詞や効果音が観客が見守る舞台上で発せられる、いわば「実験的時代考証」。脚本：畑澤聖悟。出演：伊奈かっぺい、夏目浩光ほか。

「癒し」「安らぎ」をテーマに、京都貴船の自然音とボサノバ・サウンドで心地よい空間を創る。心にうかんでくる「ある情景」にサウンドトラックをつけるように番組が展開する。出演：小野リサ。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、ビクトル・スタルヒンを取り上げる。日本のプロ野球界に入った初めての外国人選手であるスタルヒン。我が国史上初の３００勝投手として野球殿堂入りしている彼の名前は、旭川市の市営球場の名称としても残されている。

言葉の聞き取り、発音、読み書きが不自由になる失語症。脳動脈瘤破裂で倒れ、失語症と右半身麻痺に陥った女性に取材する。彼女の言葉を回復しようと奮闘する夫や家族の愛情深い取り組みを通して、医学的にも未解明であり、社会的にも理解が進んでいない失語症の実情を検証する。

主人公の夏子は３２歳、夫と娘の３人家族。近頃始まった小学生の娘の不登校が悩みのタネである。そんな折、夏子の父親が家を訪れる。夢を追って次から次へと事業に手を出しては失敗を繰り返してきた人物である。作：長川千佳子、音楽：菱沼尚子。出演：斉藤由貴、江原真二郎、中原早苗ほか。

「水戸黄門」として広く知られてる水戸徳川家第二代藩主・徳川光圀。ところが実在の光圀は、ドラマに描かれる人物とはかなり違っていたようである。語り継がれるエピソードを水戸史学会理事・但野正弘さんに解説してもらい、黄門様の虚像と実像に迫る。

ハガキ、ＦＡＸ、留守電、メールなどリスナーとのやりとりを中心にした、日曜夜のトーク番組。この回は運動不足を指摘されたパーソナリティ・山根伸志が、試練として運動メニューをこなしながら番組を進行する。コーナーは「２１世紀プロジェクト」「お名前拝借パズル」「おみやげ大捜査線」「スウィート・デビル・ストーリー」など。

北海道有珠山の噴火によって避難所生活を余儀なくされた人々とともに、長万部町にある避難所からの生放送。パーソナリティは桂竹丸と堺なおこ。◆長万部町学習文化センターには大型避難所が３つ立ち並び、約７００人の虻田町民が生活している。そこにメインスタジオを設置して、避難住民の笑いと拍手と涙で番組を進行していく。中継班のレポートを交え、町の復興にかける住民たちの強い気持ちを伝える。