１８年前「学校の仕事にいささか疲れた」という遺書を残して、岩手県の小学校教師が自らの命を絶った。原因を明らかにしたいと遺族は公務災害（公務員の労災）の認定請求をするが棄却され、ついに裁判となった。裁判では遺族の主張と被告の地方公務員災害補償基金の主張とは真っ向から対立し、教師という仕事の「質」的な部分がどう判断されるのかが焦点となる。提訴から８年、２００１年２月に盛岡地裁で判決が言い渡された。

アイヌ語の初歩的な文法を、例文をもとに学習する番組。またアイヌの生活や文化が紹介される中で、アイヌ民族のものの考え方や見方について理解を深める。「アイヌ文化振興・研究推進機構」が行う事業の一環として放送。◆第２５回は動きの表現の１回目、「～する」「～している」という表現について。講師：大須賀るえ子。

平日夜のＤＪ番組。この回は下着に関する質問などのハガキを紹介し、リクエスト曲をかける。堀内佳のオリジナルソングをジングル的に挿入。

河内音頭のルーツは江戸時代にまでさかのぼる。大阪各地の残る音頭を集めて体系化している村井市郎氏が、貴重な音源や実演でその魅力を紹介する。◆河内音頭の系譜や非主流派の音頭を村井氏自身が節を演じながら解説、その変幻自在で自由闊達なおもしろさや奥深さを伝える。

夕方生ワイド「サウンドスプラッシュ」内で、週ごとにテーマを決めて放送している一コーナー。「ＦＭ新潟・ひまわり（をみんなで育てよう）キャンペーン」として、パーソナリティが新潟県内各地へ出かけ、出会った人たちに趣旨を説明してひまわりの種をプレゼント、育ててもらえるように協力を依頼する。そのやりとりと春の風景をあわせて紹介。出演：村瀬充子、番井奈歩、佐藤多恵ほか。

１９３１年４月６日に放送を始めたＮＨＫラジオ第２放送は、２００１年に７０周年を迎えた。これを記念して各分野で活躍をしている人たちに「私と生涯学習」というテーマで話を聞くシリーズ。◆この回は、作家・作詞家の阿久悠氏を迎える。阿久さんの少年時代、ラジオは夢の玉手箱であったという。ラジオによって夢を膨らませていた少年時代の思い出を、自伝的小説「ラヂオ」の話を絡めて語ってもらう。聞き手：好本恵。ＮＨＫラジオ第２放送７０周年記念番組。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、丹羽五郎を取り上げる。明治時代、現在の瀬棚郡北檜山町の丹羽地区に入植し、町づくりを行った五郎。丹羽村を発展させた彼は、最後まで会津藩士の誇りを忘れない実直な指導者であった。

若狭地方を代表する淡水湖・三方湖で冬に行われる「たたき網漁」は、今では大変珍しい伝統的漁法である。湖底に眠る魚（鯉やフナ）を湖面をたたいて驚かせ、網に囲い込む。そのたたき網漁をする船に聞き手が同乗し、間近で実感する漁の様子を伝える。また漁師たちに湖に寄せる思いや、漁法の変遷を聞く。