茨城県境町に住む中学１年生の祥太君は、４年前に公園のブランコから転落するという事故に遭い下半身マヒになった。しかし彼はリハビリに励み、その結果健常者と一緒に通学し、さらにはチェアスキーを使って学校のスキー合宿に参加するまでになった。本人の頑張り、親子での心の葛藤、医療チームのバックアップなど、現代社会の地域リハビリテーションを見つめる。

平日午後の生ワイド番組。この回のテーマは「ルービックキューブ」。１９８０年頃にブームとなった、立方体の各面を９個に区切って色を合わせるパズル・ゲームである。メインパーソナリティの八幡篤範が街に飛び出し、自分の耳と足を使ってルービックキューブの達人を探す。流行から２０年を経過して、はたして６面を完成させられる人に出会えるのか。

１９３１年４月６日に放送を始めたＮＨＫラジオ第２放送は、２００１年に７０周年を迎えた。これを記念して各分野で活躍をしている人たちに「私と生涯学習」というテーマで話を聞くシリーズ。◆この回は、翻訳家の渡辺啓三郎氏を迎える。ドイツ語と日本語の翻訳の仕事をしている渡辺さん。翻訳の仕事には幅広い知識が要求され、経済や社会情勢にも深い理解が必要であると言う。いろいろな分野の知識が得られるので、ラジオ第２放送をよく聴くという渡辺さんにその魅力を語ってもらう。聞き手：好本恵。ＮＨＫラジオ第２放送７０周年記念番組。

ＫＢＣ宮本啓典アナウンサーに「吉田拓郎の“ポーの歌”が聴きたい」というハガキが届いた。しかし会社のレコード室で探しても見つからない。そこで音楽評論家の富澤一誠氏に相談するが、この曲はすでに廃盤回収になった事実を知る。何とかしてハガキのリクエストに応えたい宮本アナは、ついに有力情報を得て拓郎のご当地・広島へ向かう。

歌謡曲の作品世界の分析を通して、戦後日本の高度成長期における故郷から都会へと向かった時代の移り変わりと社会心理史の変容を探る。あわせて、時代を記録することとその歴史を理解することの意義を考える。講師は北海道大学の金子勇教授。（全２回）◆第１回は、農村から上京した人たちの心情を歌った「別れの一本杉」などの“ふるさと派歌謡曲”から、都市風俗を洗練されたスタイルで歌った「有楽町で会いましょう」などの“都市派歌謡曲”への変遷をたどる。

仙台を拠点に活動する劇団・芝居小屋六面座が開催する「わたしの名ゼリフコンテスト」の第６回大会から、選りすぐりの４０本を紹介する。◆コンテストでは日常の一部を切り取った言葉がその状況とともに舞台上で上演される。東北放送のアナウンサーがセリフの読み手として登場。その奮闘ぶりや六面座座長・金野むつ江氏へのインタビューもあわせて紹介される。

「夕陽のワンマン」コーナーの特別企画、６月１８～２２日、２７日放送の全６回。野村係長は茨城弁丸出しのしがない中間管理職だが、酒が入ると遠慮がない。各政党の党首を相手に、焼き鳥屋で果敢に論争を挑む。◆第１回の民主党・鳩山代表は、党首討論などで見せる固い表情から一転、気さくな態度で盃を重ねる。「日本が良くなれば、民主党はなくなってもいい」と政界再編に向け、爆弾発言。◆第２回は社会民主党の土井党首。憲法９条死守の姿勢を貫く土井氏と、大学の憲法学で「優」だった野村が憲法論争。◆第３回は自由党の小沢党首。ＴＶコマーシャルの出演エピソード、大好きな酒も「最近弱くなった」と弱気な発言も。しかし官僚政治は断ち切ると明言。◆第４回は日本共産党の志位委員長。資本主義を乗り越える制度をつくると抱負を語る。◆第５回は公明党の神崎代表と、自由民主党の山崎幹事長。神崎氏は連立を組む自民党の当時の森総理を政権からひきずり降ろしたと暴露。山崎氏は盟友、小泉総理と加藤紘一氏のＹＫＫトリオのエピソードを語る。◆第６回は保守党の扇党首。かつての同胞、小沢一郎氏への思いを語り、田中真紀子元外務大臣にはライバル意識を見せる。

ツバメが営巣する「幸福な部屋」に住んだ新婚夫婦の様子をあたたかく描くドラマ。◆仕事の関係で知り合った聡と杏子は結婚を決め、郊外の中古マンションを買うことにする。前の家主だったシズは、２人が新婚であることを喜ぶ。日当たりのよいその部屋には、毎年ツバメがやってきてはヒナを育てていた。やがて妻の杏子はめでたく妊娠。しかし夫婦に高年齢出産への不安が生まれ始める。作：井出真理、音楽：川崎真弘。出演：若村麻由美、吹越満、丹阿弥谷津子。