ラジオ番組
録音でつづる戦後50年 美を追求した巨匠たち(特集)
番組ID
R02459
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
1995年08月05日(土)17:05~18:50
時間(分)
92
ジャンル
adaptive_audio_micトーク・ワイドショーcinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
概要
NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回は特集「美を追求した巨匠たち」。美を追求した二人の巨匠、版画家の棟方志功と彫刻家の平櫛田中が、NHKの放送で語った話を再構成して紹介する。◆明治36年青森生まれの棟方志功は、少年の頃から“ねぶた”が大好きであったという。赤や青など原色だけを使用する描き方と人々を熱中させるダイナミックなエネルギーは、自分の版画の基になっているという。作品は良くしようと思わなくても自然に良くなるもの、創ろうと思うのではなく産婆さんが生まれてくる赤ちゃんを取り上げるような気持ちで創ることが大切だと、棟方志功は話している。◆彫刻家の平櫛田中は明治5年岡山に生まれ、15歳で大阪に奉公に出るが、22歳の時、中谷省古に弟子入りし木彫の手ほどきを受ける。平櫛田中は明治31年頃から3年間に亘って長安寺の禾山(カザン)和尚の講義を受けたが、心の目を開いてもらった思いだと話している。その影響で禅宗のお坊さんをテーマにした“活人箭”を制作するが、この作品が岡倉天心に認められることになったという。平櫛田中は、お金がなくて苦しい時もあったが良い先輩や友人に恵まれ、岡倉先生に認められるような作品も創ることができ、ありがたい気持ちだと話している。