北アルプスの主峰立山と黒部ダムを結ぶ立山トンネル。掘削事前調査から貫通まで一貫して現場を担当した奥山さんが、山に働く男の心意気を語る。

１９６７年１０月２日に放送を開始した深夜番組「オールナイトニッポン」。月～土曜日（深夜１時～５時）で放送していた番組は、日替わりで当時ニッポン放送の社員がパーソナリティを務めていた。若者の間で流行していたフォークやロックの選曲と、個性豊かなトークで熱狂的な若者たちの支持を集めていった。◆土曜日のパーソナリティは亀渕昭信（単独で深夜１時～５時を担当していたのは、１９６９年１０月～１９７２年９月）。この日の放送では、１９６７年に起きたナイジェリア内戦により難民が餓死していると新聞で知った亀渕が、日本の古米が余っているなら「ビアフラへ米を送ろう！」と、リスナーに外務省へ働きかけのハガキを送るよう呼びかけた。実際に３千通をこえるハガキが外務省に届き、日本政府は５千トンの米をビアフラへ送ることを決めた。※１９６７年にビアフラ共和国（旧ナイジェリア東部地域）はナイジェリアからの独立を一方的に宣言し、これが１９７０年に終結するナイジェリア内戦につながった。この内戦により、ビアフラへの食糧・物資の流入が阻止され多くの難民が餓死した。

北海道根室市のカニ漁船がソ連にだ捕され、船主は抑留中に謎の死を遂げた。その死の背景、ソ連に情報を売るというレポ船の実態を追う。

被爆後の長崎、原子野の片隅で妻と３人の子を自らの手で火葬した父親。その日から、彼の心には子供たちの影がつねに揺れ動く。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「セロ弾きのゴーシュ」：ゴーシュは町の音楽団でセロを担当しているが、仲間のなかでは一番下手だった。楽団の練習で楽長にいつもいじめられていた。ゴーシュが深夜に一人でセロを練習していると、毎晩いろいろな動物がやってくる。◆原作：宮沢賢治、脚色：伊藤海彦。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆西鶴物語・その１「世はぬき取りの観音の眼」：大きな店をもつことを夢見ている商人が、ある日思いたってお寺参りをした。そして寺で目にしたある物で、ひと儲けすることを思いつく。◆原作：井原西鶴、脚本：岸宏子。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆西鶴物語・その２「子が親の勘当逆川を泳ぐ」：大店を商う孝行息子の一番の悩みの種は、放蕩な生活をおくる父親のこと。息子が商いで稼いだお金は父親の遊び資金になってしまう。店の先行きが心配な孝行息子が取った行動は…。◆原作：井原西鶴、脚本：岸宏子

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆西鶴物語・その８「小判は寝姿の夢」：腕のいい職人が、博打に手を出して借金をつくってしまう。その返済のために妻は生まれたばかりの子を残して働きに出ることに。幼子とふたりきりになった男は、初めて妻の苦労や自分の愚かさを知るが…。◆原作：井原西鶴、脚本：岸宏子。