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ラジオ番組

桃栗サンデー 子供に訊かれて困った事~でもこう答えた

番組ID
R02892
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放送日時
2006年02月19日(日)09:00~10:55
時間(分)
53
ジャンル
adaptive_audio_micトーク・ワイドショー
放送局
STVラジオ
製作者
STVラジオ
制作社
STVラジオ
出演者
スタッフ
制作:石倉收、演出:渡部拓
概要
毎週日曜午前の生ワイド番組、STVラジオ・河村通夫の桃栗サンデー。この日のテーマは「子供に訊かれて困った事、でもこう答えた」。子育てのアドバイスをするとともに、子供たちの質問というフィルターを通して「人として大切なもの」について考える内容。パーソナリティ・河村通夫の体験談を交えながら、リスナーからのメッセージを盛り込んで、「血のかよった」「本質をついた」コミュニュケーションを図っていく。

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今年春、大阪市内のステージに、コンテンポラリーダンスを踊る大前光一さんの姿があった。大前さんは3年前の交通事故でダンサーとして大切な左足を失なった。事故の大きなショックの中で、彼を支えたのは「ダンスをしたい」という強い気持ちだった。尊敬するダンサー、Noism(ノイズム)の金森穣さんの言葉が、彼を勇気づけた。大前さんは驚異的な回復力で、義足でのダンスが可能となった。◆障害を負ったことで、大前さんは逆に身体表現としてのダンスに対する考え方を深化させた。日本舞踊、能、世阿弥の花伝書など日本の伝統舞踊の世界にも関心が深まった。◆ダンスをする一方で、生活を維持しなければならない。交通事故の加害者が夜逃げし、賠償は無い。大前さんは生活のため、睡眠時間を犠牲にして3種類の仕事をこなしている。徒歩で小荷物を集配する仕事は義足の足にこたえる。仕事のすき間を捻出し、ダンスに取り組む。大前さんにとってダンスをしている時間が一番充実している。◆障害を持つ身体は大前さんを制約している。しかし彼はダンサーにとって致命的といえる足に障害を受けたことを貴重な体験として受け入れ、制約されることで、時間、動作、物事、人生の大切さを感じている。大前さんは障害を負ったことで、知りえなかったダンスの境地を開拓し、新たなダンスを創造しようとしている。◆ラジオ大阪特別番組。


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