午前１１時２５分から午後３時までの生ワイド番組。丸山・坂橋の２人のアナウンサーが長野のお昼を愉快にする。◆この日のパーソナリティは丸山隆之と山本広子。コーナー「まるさか頭の体操」クイズ、話題提供「まるさか瓦版」、「まるさか小町リポート」、投稿紹介「はっぷんまる曜日」、リスナー招待「まるさか銀座」で構成。リクエスト曲やインタビュー、長野市飯綱高原スキー場・安曇野ちひろ美術館からのレポートを交えて送る。放送時間中に行われたＷＢＣ決勝戦の話題も。

戦争体験者の生の声を伝えるインタビューシリーズ。今回は日本軍軍属として働き、ＢＣ級戦犯として処罰を受けた林さんに話を聞く。林さんは台湾の国民学校で日本について学び、滅私奉公などのスローガンを叩き込まれた。第二次大戦が始まると、俘虜監視員の募集に志願した。俘虜に厳しくしないと自分たちが殴られるので、ある程度厳しく、平手打ちで事済まそうとした。終戦と同時に立場は逆転。今度は収容所に入れられる惨めさを味わい、棒きれやゴムホースで殴る報復を受けた。そして、戦犯として禁固１５年の判決を受けた。やがて捕虜はオーストラリアから日本に移管され、万感の想いを胸に帰還。減刑で釈放されたが、台湾には帰らず日本に残った。しかし恩給申請が通らず、最高裁でも敗訴した。林さんの戦後はまだ終わらない。（インタビューの部分のみを収録）

世界的な観光・文化都市、京都。女優緒川たまきをナビゲーターに、奥深い京都の魅力、不思議な世界を届ける。（２００５年１０月～２００６年４月放送）◆今回は節分をテーマにおくる。「京都歳時記」は、京都から届いた１通の手紙という設定。まちのあちこちで繰り広げられる節分行事や、節分にまつわる庶民の風習など、冬景色の中にも早春の匂いただよう２月の京都をエッセイ風に綴る。続いて、京の味覚や名店にまつわる話題を伝える「京都美味探訪」。３３０年の歴史を誇るすっぽん料理の老舗「大市」から１７代目・堀井さんにお話を聞く。そして、「健康京の智恵」では、節分の習わし、豆まきにちなんで京の豆菓子「五色豆」を紹介する。

高木恭造の方言詩集「まるめろ」は日本初の完全なる方言詩集といわれながら、長い間人々に知られる事の少ない幻の詩集であった。アメリカの大学で日本語に魅了されて来日した詩人アーサー・ビナードは、ラジオ番組出演のために東京から青森に通い続けるうちにこの方言詩集「まるめろ」と出会う。興味を持ったアーサー・ビナードはこの詩集の根底にあるものを探すために津軽を取材。そこでの暮らし、風土、人々を知る。◆番組では生前の高木恭造自身による朗読と共に、詩集「まるめろ」の真の魅力、奥深さ、新鮮さを、アーサー・ビナードの世界で捕えてみる。

レギュラー番組「ラジオエッセイ　くめさんの空」のスペシャル版。季刊誌「秘めだるま」編集長・小倉くめさんは、この春６０歳を迎えた。還暦の報告のため両親の墓参りをしようと、故郷・愛媛県久万高原町を訪れる。◆“くめさん”は松山市内のアパートに住み、弱者問題を通して人としてのあり方を考える季刊誌「秘めだるま」を発行し続けている。この春には、自らの母親が認知症から寝たきりになり亡くなるまでを詩やエッセイにつづった増刊号を発行し、読者の共感を呼んだ。◆「足が立たんけん、口を立てる」というくめさんの活動は、ラジオ出演、講演活動へと広がっている。昨年秋の講演では、障がい者に生まれた辛さを乗り越え「青い鳥」を見つけるまでの体験を、高校生たちに語った。◆「障がいゆえにいじめられ、体力的に働けず、自らの存在を否定され続けた」というくめさんが、生きるためにたったひとつ欲しかったもの…。「私の青い鳥」そして「アンタの青い鳥」とは何かを問いかける。

ＣＢＳアナウンサー２年生、西村俊仁。愛・地球博を紹介するレギュラー番組の中継レポーターを務めているが、思うようにレポートが出来ない。どうしたら一人前のアナウンサーになれるのだろうかと悩んでいた頃、西村アナが出会ったのが、吃音ながら芸能プロダクションで俳優としてのレッスンをしていた２２歳の青年。彼は小学生の頃から吃音が出始め、高校を卒業する頃には自宅に引きこもるようになっていた。しかし自殺未遂をキッカケに俳優の道を目指すように。レッスンを続けることで、彼は少しずつ他者とコミュニケーションがとれるようになっていく。西村アナは青年への取材を重ねることで気づいたことがあった。それは流暢に「言葉を紡ぐ」ことよりも大切なこと…。「伝えること」に対して悩みを抱える２人を通して「言葉」とは？「伝える」とは？を描いていく。ＣＢＣラジオドキュメンタリー。

青山高治アナウンサーがパーソナリティを務め、中高生を主なリスナーとする平日夜の音楽番組。今回は広島東洋カープの嶋重宣選手をゲストパーソナリティーとして迎え、青山アナと共に、夢やくじけない心をリスナーに伝える。◆前半では「１０の質問」で素顔に迫り、「嶋の３曲」では実は大の音楽好きという嶋選手が、首位打者を獲得した年によく聴いていた曲など、お勧めの曲を紹介。後半では、苦しい時期をどうすごすかなど、勉強や恋愛、夢に関する様々な質問や相談のメールに答える。

１８９７年（明治３０年）２月１５日の夕刻、大阪・ミナミの南地演舞場（後の南街会館）で行われた、日本最初の映画興行の日の再現から番組はスタートする。大阪が映画創成期に深く関わってきたことに触れたのち、実際に大阪を舞台にした映画を紹介し、その魅力を探っていく。◆大阪が映画製作の拠点となっていた時期があった。その中の一つ「帝国キネマ長瀬撮影所」は、その規模から「東洋のハリウッド」と呼ばれ、多くの作品がつくられた。しかし原因不明の火災で消失し、その存在は幻となってしまった。◆「帝国キネマ」に人生をかけた山川吉太郎の孫、山川暉雄さんの話を中心に番組は進行する。吉太郎さんに関することやご自身と映画の関わりなどについて聴いていく。◆最後に大阪が映画製作に適した街であるという関係者の声を元に、今後もう一度大阪が映画の拠点となる可能性を探る。再び大阪が「東洋のハリウッド」と呼ばれる日への期待を込めて、エンディングを迎える。