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ラジオ番組

ラジオ深夜便スペシャル シンガーソングライターの時代

番組ID
R03000
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年03月21日(月)23:20~01:00
時間(分)
91
ジャンル
adaptive_audio_micトーク・ワイドショーcinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
司会:古谷和雄、司会:遠藤ふき子、ゲスト:坂崎幸之助、ゲスト:谷村新司、ゲスト:南こうせつ中島みゆき坂本龍一
スタッフ
制作:笹本晴茂、制作統括:伊藤一
概要
ラジオの深夜番組の歴史を振り返り、その魅力を三夜連続で語りあう。アンカーは遠藤ふき子。◆第三夜は、深夜ラジオの世界にミュージシャンが加わっていった時代を振り返る。個性的なパーソナリティが切り開いた深夜放送は、フォークソングブームを牽引するようになり、フォークソングを自作自演するミュージシャンはシンガーソングライターと呼ばれるようになった。ゲストに坂崎幸之助、谷村新司、南こうせつの三氏を迎え、当時のヒット曲を紹介しながら、若者たちと音楽とラジオについて話し合う。◆「もっと身近にもっと世界へ NHK80」の枠内で放送。

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2005年3月31日、岐阜の路面電車が94年の歴史を閉じた。「街のシンボルが消えた」「廃止は残念」という意見の一方、「分かっていたこと」「仕方ない」との声も聞かれた。◆数十年にわたって企業努力を続けた名古屋鉄道だったが、沿線自治体は軌道敷への自動車乗り入れを黙認。電車の定時運行ができなかった。停留所の安全も確保されず、利用者は危機を強いられた。クルマ優先の行政が乗客の逸走を招き、赤字は年間17億円に。2003年、名鉄はついに路面電車事業からの撤退を表明した。◆その後、新会社が車両の運行に名乗りをあげ、沿線自治体が線路の管理を行うという条件で話が進んだが、沿線人口を多く抱える岐阜市が土壇場で断念。これが廃止への引き金となった。◆現在も線路が残っているため、まだ路面電車復活の可能性はある。実際、沿線企業が名鉄からの施設譲り受けに名乗りをあげている。しかし名鉄は「岐阜市からの働きかけがないと動かない」と交渉を拒否。対する岐阜市長は「民間同士で話し合うべき問題」とかみ合わない。◆欧米の多くの都市では、路面電車を進化させた交通機関・LRT(ライト・レール・トランジット)が活躍し、街の活性化に貢献している。日本でも、国土交通省がLRTの整備を支援する制度を2005年4月から始めたが、岐阜の路面電車を救済することはできなかった。◆専門家は「岐阜市の動き次第で、路面電車の再生は充分ありうる。そのためにはまず、市民が動かなければならない」と指摘する。街づくりの方向性を示すには、まず目の前にある路面電車の問題を解決することが必要だ。そのカギを握るのは、岐阜に暮らす人々である。◆番組では、市民、名鉄、岐阜市、国土交通省など、多方面への取材を織り交ぜて、岐阜の路面電車廃止の経緯、廃止後の現状を見つめる。そして岐阜の街づくり、地方都市の再生について考える。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
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cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組