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ラジオ番組

慰霊の日特別番組 戦後60年 ~伝えたい寄言(ゆしぐとぅ)~

番組ID
R03014
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年06月23日(木)11:50~13:00
時間(分)
66
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
琉球放送(RBC)
製作者
琉球放送(RBC)
制作社
琉球放送(RBC)
出演者
司会:金城まり子、レポーター:比嘉俊次、レポーター:牛島瞳鳥越俊太郎北島角子
スタッフ
構成:森根尚美、制作:森根尚美、制作:相良武、取材:徐弘美
概要
次世代の子供たちに伝え残す寄言(ゆしぐとぅ)をテーマに、親の教えと教訓を伝え、平和について考える沖縄慰霊の日特別番組。平和祈念公園からの中継や県内各地の慰霊祭の紹介を交えながら、戦争体験者や元従軍看護婦の体験談や、平和活動に取り組む人々を紹介する。ほかに、ジャーナリスト鳥越俊太郎氏と女優北島角子氏の対談、沖縄の海を舞台に自然環境の大切さや戦争の恐ろしさを伝える灰谷健次郎作の絵本「星砂のぼうや」の朗読。司会:金城まり子。

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岐阜のでんしゃ 再生への1ノッチ

2005年3月31日、岐阜の路面電車が94年の歴史を閉じた。「街のシンボルが消えた」「廃止は残念」という意見の一方、「分かっていたこと」「仕方ない」との声も聞かれた。◆数十年にわたって企業努力を続けた名古屋鉄道だったが、沿線自治体は軌道敷への自動車乗り入れを黙認。電車の定時運行ができなかった。停留所の安全も確保されず、利用者は危機を強いられた。クルマ優先の行政が乗客の逸走を招き、赤字は年間17億円に。2003年、名鉄はついに路面電車事業からの撤退を表明した。◆その後、新会社が車両の運行に名乗りをあげ、沿線自治体が線路の管理を行うという条件で話が進んだが、沿線人口を多く抱える岐阜市が土壇場で断念。これが廃止への引き金となった。◆現在も線路が残っているため、まだ路面電車復活の可能性はある。実際、沿線企業が名鉄からの施設譲り受けに名乗りをあげている。しかし名鉄は「岐阜市からの働きかけがないと動かない」と交渉を拒否。対する岐阜市長は「民間同士で話し合うべき問題」とかみ合わない。◆欧米の多くの都市では、路面電車を進化させた交通機関・LRT(ライト・レール・トランジット)が活躍し、街の活性化に貢献している。日本でも、国土交通省がLRTの整備を支援する制度を2005年4月から始めたが、岐阜の路面電車を救済することはできなかった。◆専門家は「岐阜市の動き次第で、路面電車の再生は充分ありうる。そのためにはまず、市民が動かなければならない」と指摘する。街づくりの方向性を示すには、まず目の前にある路面電車の問題を解決することが必要だ。そのカギを握るのは、岐阜に暮らす人々である。◆番組では、市民、名鉄、岐阜市、国土交通省など、多方面への取材を織り交ぜて、岐阜の路面電車廃止の経緯、廃止後の現状を見つめる。そして岐阜の街づくり、地方都市の再生について考える。


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