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ラジオ番組

鶴彬生誕100年特別番組 「暁を抱いて闇にいる蕾」

番組ID
R20169
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放送日時
2010年05月30日(日)11:00~11:59
時間(分)
60
ジャンル
school教育・教養
放送局
北陸放送(MRO)
製作者
北陸放送(MRO)
制作社
北陸放送(MRO)
出演者
スタッフ
構成:川瀬裕子、構成:八田静輔、演出:川瀬裕子、制作:川瀬裕子、制作:園田誠、音声:山崎正敬、音声:清水護
概要
昭和初期、言論・思想弾圧と戦争の時代に、川柳を武器に民衆の立場に立ち、反戦・反権力を詠み続けた川柳作家、鶴彬の生涯を描く。◆鶴彬は石川県高松町生まれ。幼いときに父親と死別し母親が再婚したため、伯父夫妻の養子となった。孤独な少年は、平等を希求しプロレタリア川柳を貫くようになっていく。彼の川柳には当時の世相が色濃く反映されている。そして、川柳は滑稽・諷刺といった言葉遊びではないことが分かる。権力に媚びず、自分の信条を塗りかえなかった彼は、治安維持法違反で検挙され、留置場で赤痢にかかり、29才8ヶ月の短い生涯を閉じた。彬の生涯と、彼が詠んだ代表的な川柳を軸に、血縁者のインタビュー、鶴彬全集を出版した作家・澤地久枝氏や鶴彬の生涯を小説に書いた吉橋通夫氏による鶴彬像を交えて送る。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第58回教養番組部門優秀)

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忘れんようにしんさいよ 作曲家・川崎優が伝えるヒロシマ

川崎優さん(86歳)は、被爆体験がある唯一の現役音楽家とみられている。彼が作曲した「祈りの曲 第一『哀悼歌』」は毎年広島市の平和記念式典で演奏されている。川崎さんは東京出身。音楽学校在学中に学徒動員され、音楽家の耳を買われて特殊任務に就き、体を壊して父の郷里広島に身を寄せていて被爆した。爆心地から約1.5キロで瀕死の重症を負ったが、一命を取りとめ、その後フルート奏者・作曲家として国際的に活躍。被爆30年を機に市に献呈したのが「祈りの曲 第一」だ。この曲ができるまでに10年の葛藤があった。その後川崎さんはライフワークとして第二、第三と作曲し、被爆者であることも隠さなくなった。以来35年、この曲は市内の高校生らに演奏され続けている。一方、原爆の惨状を伝え、平和を訴える原爆音楽は2000曲以上あるとみられる。市民団体が企画したコンサート「ヒロシマ音の記憶」に川崎さんが招かれ、新曲「祈りの曲 第六」を初演し、被爆体験を語った。だが、そこでも語れなかった苦い記憶。その記憶を川崎さんが語る。原爆のことが忘れられないように。◆被爆65年RCCラジオ特別番組


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