ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は千葉民謡と山口民謡の１回目。両県に伝わる鯨唄を聴き比べる。鯨唄とは、鯨漁の祝い唄である。曲目は山口の「鯨唄」、千葉の「鯨唄」「艪囃子」。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は宮城民謡と大分民謡の２回目で、仕事唄の一種である山唄を聴く。曲目は宮城の「草刈唄」「木伐唄」（２曲）、大分の「草切馬子唄」「草刈唄」。

地域色豊かなワイド番組の中から、戦後５０年を様々な分野で二つのキーワードをもとに考えふりかえるコーナーと、近代を代表する作家の生き方を作品を通して現代的視点で捉え直すコーナーを送る。パーソナリティーは武田徹。

ＮＨＫに保存されている録音で戦後の５０年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。（１９９５年４月～１９９６年３月放送）◆この回のテーマは「ドラマの中の戦後」。劇作家の高垣葵さんと元新聞記者の金森トシエさんに、残されている録音を聴きながら話を伺う。◆昭和２１年頃に放送されたラジオドラマは当時の日本人の生活や女性の自立の問題を取り上げたものなど、社会情勢を反映したものが多かった。ＧＨＱが日本に民主主義を広めるために、効果のある社会派のドラマを放送させたのだろうと話される。◆その後のホームドラマ全盛の時代を経て、これからは一人一人に向かってドラマを書く時代になったと高垣さんは語る。金森さんは女性と社会について、時代は変わったと思う一方、変わらない面もあると話す。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで映画字幕翻訳家の戸田奈津子さんを迎える。第１回は字幕翻訳の道を選んだきっかけや、仕事の手順などを伺う。聞き手は秋山和平。

ＮＨＫに保存されている録音で戦後の５０年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。（１９９５年４月～１９９６年３月放送）◆この回は特集「音楽こそわが人生」。◆田谷力三は昭和３２年東京生まれ。浅草オペラで活躍し、８０歳を過ぎてなお人気を博したオペラ歌手であった。田谷力三は、少数精鋭のオーケストラできれいな音楽を取り入れれば、観客はオペラを必ず受け入れると話している。◆作曲家の中山晋平は明治２０年長野県の生まれ。小学校の音楽の教師をしていたこともあり、子どもの歌は自然に出来たと話している。◆東海林太郎は明治３１年秋田の生まれ。早大を卒業後、満州鉄道に勤務したが、クラシック歌手への夢が捨て切れず３４歳で歌手に転身した。直立不動で歌うスタイルはクラシックの歌い方だと話している。◆テノール歌手・藤原義江は明治３１年山口県下関の生まれ。イタリアに留学したが、期待していたオペラがあまりにも想像と異なりがっかりしたと当時の思い出を話している。◆作曲家の山田耕筰は明治１９年東京の生まれ。私たちの仕事は未開発の地を開いて新しいものを作って行く使命がある。そして、自分たちが残した栄光は大切にして行きたいと話している。◆琴の宮城道雄は明治２７年神戸の生まれ。幼い時に失明したが、鳥や虫の声、雨の音など自然の音を聞くのが好きで、そうした音に曲を付けて見たいという気持ちが作曲する動機になったと話している。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は宮城民謡と大分民謡の１回目で、両県の祝い唄を聴く。曲目は大分の「ヨイヤナ節」、宮城の「さんさ時雨」「仙南長持唄」。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は福島民謡と福岡民謡の２回目で、両県の古い民俗習慣にまつわる唄を聴く。曲目は福岡の「盆踊唄（高い山）」、福島の「玄如節」（２曲）。