著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。漫才師のコロムビア・ライトさんは５年前に咽頭がんで声帯を切除したが、食道を発声させる訓練で声を取り戻した。がん征圧月間に寄せて、自らの体験を語る。３回目は、術後の発生訓練と、患者の会「銀鈴会」について語る。最初は「あ」という声も出なかったが、妻の協力で少しずつ声を取り戻していく。

東京・新宿西口地下のダンボールハウスには色々な人たちが集まっている。彼らはそれぞれ様々な理由で地下街にやって来ることになった。そんな彼らを追った取材を通して「生きる」ということを考える。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。料理研究家の辰巳芳子氏は、素材を活かした料理で知られ、和洋の違いにとらわれず料理の幅を広げてきた。１回目は料理の素養を育んだ子供時代と、料理の道を歩むことになるまでを語る。

「スペシャルオリンピックス」は障害者のためのスポーツ競技会。１９９１年、熊本から参加した少女選手が体操競技で銀メダルを獲得したのをきっかけに、障害者のためのスポーツ・プログラムが熊本からボランティア運動としてスタートした。４年後の世界大会に選手団を送り出すまでの、ボランティアたちの情熱的な頑張りと障害をもつ子供たちの成長を追った記録。

静岡の歌として知られる「ちゃっきり節」は、実は鉄道会社のＣＭソングとして作られた。これを糸口に歌を軸としたＣＭ史を振り返りつつ、「広告とは何か」について雑誌「広告批評」発行人の天野祐吉氏とともに考察する。Ｋ・ＭＩＸ静岡エフエム放送とＳＢＳ静岡放送の共同制作番組。

日替わりのテーマを決め、リスナーの電話参加をもとに進行する平日午前の生ワイド番組。今回のテーマは「業界、仲間うちの隠語」で、他にもライターにまつわる話、美しき男の涙の話、クイズなどを送る。パーソナリティ・えのきどいちろう、アシスタント・水谷加奈。野沢雅子「五色のクレヨン」、松山千春「おまたせ１０分」のコーナーも。

昭和２１年夏、復員兵や引き揚げ者を乗せ、鹿児島港から奄美大島に向かっていた「宝栄丸」が遭難し、多数の死者が出た。女性史サークルで雑誌を発行している女性が、その惨事の真相を明らかにするため関係者の取材を続ける。

ＮＨＫに保存されている録音で戦後の５０年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。（１９９５年４月～１９９６年３月放送）◆この回（最終回）は特集「懐かしのラジオ歌謡」。戦後の混乱期に聞いた懐かしいラジオ歌謡を、歌手の真理ヨシコさんとともに楽しむ。◆「ラジオ歌謡」は昭和２１年からの放送であるが、歴史的には古く、昭和１１年にお昼の番組「国民歌謡」としてスタートし、それが昭和１３年には夜の番組へ、そして昭和１６年に「われらの歌」と番組名が変わって放送されていた。◆戦前に「夜明けの歌」という歌を奥田良三さんが歌っていたが、奥田さんは背筋をのばし日本歌曲をきれいな日本語で歌う歌手であったと真理さんは懐かしく思い出す。◆戦後のラジオ歌謡は、疲れた日本人に希望や勇気を与えていた。昭和２２年、２３年頃に歌われたのが「微笑む人生」や「みどりのお山」であった。昭和２４年には藤山一郎さんの歌で「夏の思いで」がヒットし、続いて「さくら貝の歌」「あざみの歌」「鈴蘭の花」とヒット曲が続いた。◆「夏の思いで」を作曲した中田喜直さんは当時まだ尾瀬には行ったことがなかったというエピソードを、真理さんは話す。「鈴蘭の花」を作曲した古関裕而さんは、ラジオ番組の中で子どもの頃の思い出や作曲に対する思いなどを語っている。◆美空ひばりさんは昭和２９年に１回だけラジオ歌謡で「あまんじゃくの歌」という歌を歌っている。