弟・石原裕次郎について、その壮絶な生き様を幼年期から死の瞬間まで凝視し続けた兄・石原慎太郎が熱く静かに語る。兄しか知りえない秘話が裕次郎の名曲とともに明かにされる。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は福井民謡と和歌山民謡の２回目。両県に伝わる果物の収穫と運搬の唄を聴き比べる。曲目は和歌山の「柿採り唄」、福井の「梅もぎ唄」「梅運び唄」。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。料理研究家の辰巳芳子氏は、素材を活かした料理で知られ、和洋の違いにとらわれず料理の幅を広げてきた。１回目は料理の素養を育んだ子供時代と、料理の道を歩むことになるまでを語る。

壊疽によって両手両足を失うという、役者として致命的なハンディキャップを克服して舞台に立ち続けた江戸時代の歌舞伎役者「澤村田之助」の壮絶な生涯を描いた物語。作：高橋辰雄、構成：水原明人、音楽：前川真人。新内：新内仲三郎、黒御簾：杵屋源次郎。出演：澤村藤十郎、北村和夫ほか。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。尾瀬の自然保護運動の背景には常に、長蔵小屋があった。若くして亡くなった夫の跡を継いでこの山小屋を守っているのが、平野紀子氏である。２回目は昭和４６年（１９７１）の自動車道路建設反対運動と、夫の死について語る。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。３回シリーズで作詞家・小説家の阿久悠さんを迎える。第３回は歌詞の発想の仕方、作詞の際に工夫した点など。聞き手は秋山和平。

高倉健が初めてラジオのパーソナリティに挑戦。様々な出逢いを通して心に感じたエピソードを語る。薬師丸ひろ子との対談や、奈良岡朋子と高倉本人によるエッセイの朗読などが披露される。

静岡の歌として知られる「ちゃっきり節」は、実は鉄道会社のＣＭソングとして作られた。これを糸口に歌を軸としたＣＭ史を振り返りつつ、「広告とは何か」について雑誌「広告批評」発行人の天野祐吉氏とともに考察する。Ｋ・ＭＩＸ静岡エフエム放送とＳＢＳ静岡放送の共同制作番組。