舞台は快晴の園子甲球場。全日本高校野球選手権大会、大会３日目第一試合、京都府代表イケズ高校と東東京代表チャキチャキ高校の一戦がプレイボールする。イケズ高校はその名の通り、細かくいやらしい野球を展開。試合前の験担ぎやプレーの随所に京都人らしさを見せながら試合は進んでいく。この東西対決を制するのはどちらか？　イケズに込められた京都人の本心とは何なのか？　「ぶぶ漬け」「一子相伝」「一見さんお断り」「“おこしやす”と“おいでやす”」などのキーワードを手掛かりに、それぞれに詳しい人々へのインタビューを交えながら、イケズを紐解いていく。実況は森谷威夫アナウンサー、ナレーションは松原タニシ。

ナビゲーターの真夏竜が、童謡・唱歌と山梨の散歩情報を織り交ぜながら、民話を朗読する（２０１１年４月放送開始）。今回取り上げるのは、日本全国に伝わる民話から「もっけきょうほう」、山梨の民話として「タヌキおしょう」。散歩情報では甲州街道を上野原から上諏訪に向けて歩き、関所、陣屋、神社仏閣や、浮世絵に残る風景を紹介する。

名将、栗林忠道中将の総指揮によるアメリカ軍との死闘で知られる硫黄島。この島に昭和１９年７月末、海軍の通信兵として赴任したのが、当時１７歳の少年だった栃木県足利市の秋草鶴次さん（放送当時８４歳）である。島では米軍との戦いに備えて地下壕が建設されていた。米軍機の来襲が頻繁となった硫黄島で秋草さんを待ち受けていたのは、暑さ、飢え、喉の渇きという過酷な地下壕での勤務だった。翌年２月１９日に米軍が上陸。戦いは凄惨を極め、食料も水も底をついた地下壕で、秋草さんは人間が人として生きる極限を体験する。絶望の中で苦しみながら死んでいった仲間たち。硫黄島の戦いとは何だったのかを問い続ける秋草さんは、今もその体験を語り継いでいる。２０１１年１月２３日に地元足利市で開催された講演会を軸に、インタビューを交えながら、秋草さんの平和への思いを伝える。

日曜の午後、車の後部座席の子ども達が飽きることなく楽しめる、キッズのための番組。パーソナリティは、アニメキャラクターの物まねが得意なみ～たん（木村三恵）。（２００２年放送開始）今回は放送５００回を記念して、歴代３人の「お～たん」が大集合。公開収録の最多出演記録を持つ松本梨香さん（アニメ『ポケットモンスター』のサトシ役の声優）がゲスト出演。通常の「王様名作劇場」、「ハピハピバースデー」、「ゲーム攻略法」、「ドキドキハワイ」のコーナーのほか、過去に出演したゲストを当てるクイズや、お祝いメッセージなどでにぎやかに５００回を祝う。

世知辛い時代の朝に、風刺を込めた笑いと、一日を生き抜く元気を届ける生ワイド番組。宮川は月曜から木曜を担当する。（２０１０年４月放送開始）◆「ニュース・スプーン曲げ」は時事ネタ大喜利。この日は「鹿児島湾でレアメタルが見つかったが、強い毒性で採掘が困難」というニュースを元に、そのレアメタルを発掘する斬新だけどバカバカな方法を投稿してもらう。「アゲアゲニュース」では、スポーツ・芸能を中心におめでたい話題を紹介。「本、読んじゃいな！」のコーナーで、注目の新刊紹介と、名作のパロディ「名作に一言足してみよう」。そして、東日本大震災後に始まった「節電☆番長！」では、深刻な電力不足を乗り切る節電のアイデアやエピソードを募集する。「教えて　有馬さん」は、政治評論家の有馬晴海さんに宮川が政治の最新情報や基礎知識を聞くコーナー。今日は蓮舫大臣の不機嫌の訳を解説してもらう。

「学校生活を英語で話そう」をテーマとした平日夜の５分間の番組。勉強、部活動、学校行事などについて高校生にインタビュー。その内容から、越智美江先生とトム・マッカーシーさんが、英語表現と発音を指導する。（２００９年１０月～２０１１年３月放送。）この公開分には２０１１年３月１４日、１７日、１８日、２８日、２９日、３１日の６回分を収録。卒業生に進路について聞いたり、新３年生に新学期への抱負を聞いたりする。金曜日は「マッカーシー先生の英語クイズ」。

大阪では落語の定席、繁盛亭が誕生し、関西でも落語ブームだ。笑福亭一門をテーマにクイズを出題し、落語の魅力を楽しく伝える。笑福亭枝鶴と笑福亭学光の二人が出題し、小川恵理子がリスナー代表として解答しながら進行する。出題される問題は、六代目笑福亭松鶴の直系の弟子の人数は？　笑福亭の祖と呼ばれる松竹（しょちく）の頃、笑福亭はどんな漢字で書いていたか？　笑福亭の紋はどんな紋？　笑福亭一門の中でいちばんの酒豪は？　笑福亭松鶴の出囃子は？　仁鶴から松鶴に伝わった落語ネタは？　八代目松鶴は誰が継ぐ？など。学光がミニ知識を交えながら解説。一門の裏話も飛び出す。

大学は出たものの、なかなか就職も決まらず、大阪ミナミのスナックでアルバイトをすることになったナナコは、インテリアデザイナーへの夢も忘れて、諦めの日々を送っていた。恋人のタカシには、東京に本命の彼女がいて、自分は浮気相手だった。店で働き始めた矢先、同じ店で働く不器用なチヒロと出会った。そしてチヒロがナナコの部屋に転がり込む形で、二人の同居生活が始まった。変わった性格のチヒロだが、妙な前向きさに、ナナコは惹かれていった。やがてチヒロは、道頓堀に飛び込んで人生を変えたいと言い出す。◆現代の就職難の中で、希望を失いかけながらも懸命に生きる二十代女性を主人公に、独自のテンポ感とユーモアを交えて描く、痛快な友情物語。作：堀達夫、出演：村川絵梨、徳永えり、鳥羽潤、ほか。第３１回ＢＫラジオドラマ脚本賞佳作入賞作。