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ラジオ番組

貧困に向かって走るタクシー 規制緩和の代償

番組ID
R20660
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放送日時
2012年05月28日(月)03:00~03:45
時間(分)
43
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
STVラジオ
製作者
STVラジオ
制作社
STVラジオ
出演者
語り:岡田雅夫
スタッフ
構成:大針三治、演出:大針三治、制作:蓮池毅弥、音声:大針三治
概要
2011年8月、北海道最大手のタクシー会社の運転手167人が自らの会社を相手に、国内最大のタクシー裁判を起こした。「待ち時間」が労働時間に認められず、その分の賃金がカットされたためだ。運転手らは支払われなかった賃金を求めるとともに、窮状を訴えた。札幌のタクシー運転手の賃金は、政令指定都市の中で最低。生活保護世帯の年間受給額より少ない。取材を進めると、規制緩和によって「増車競争」が始まり、タクシー会社はリスク回避に歩合制賃金を採用していたことが明らかになった。中には運転手に最低賃金を放棄する誓約書を書かせている会社もあった。規制緩和がもたらしたタクシー運転手の貧困。その責任は誰にあるのか。◆STVラジオ報道特別番組

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