テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

小西先生の鉄道ロマン 愛しいものたちよ! 開拓者の声が聞こえる

番組ID
R20815
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2012年05月28日(月)22:00~22:39
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
RSK山陽放送(RSK)
製作者
RSK山陽放送(RSK)
制作社
RSK山陽放送(RSK)
出演者
語り:中尾俊直
スタッフ
演出:中尾俊直、制作:滝沢忠孝
概要
岡山県内の線路を隈なく歩き、鉄道遺産を1冊の本にまとめた小西伸彦さんとともに、岡山駅ホームや津山線誕生寺川の橋梁、津山駅の扇形機関車庫を訪ね、その歴史を解き明かし、鉄道開拓者たちの声に耳を傾ける。◆国際吉備大学の小西先生は少年時代にSLに魅せられ、以来40年以上にわたる鉄道ファンだ。大人になると、興味は鉄道を支えるレールやトンネルなどの構造物に移った。これら構造物は、産業考古学で言う近代化遺産だ。岡山駅は山陽線、伯備線、瀬戸大橋線など7路線が乗り入れる鉄道の要所で、県北部を因美線、姫新線、芸備線が通る。岡山県は全国でも珍しい鉄道遺産の宝庫なのだ。岡山駅2番ホームの屋根を支える柱は明治の頃のレールを利用していて、刻印から素性がわかる。小西さんは、そのレールの上を大好きなSLが走っていたと思うと愛しくなり、撫でてみたくなるという。構造物に秘められた歴史を知ると、いつもの風景が違って見えてくる。

同じ年代の公開番組

闘うバリアフリー活動家 中嶋のおじぃ

岡山市内の小学校へ出前福祉授業に出向き、「相手の気持ちになれ!」と指導する中嶋道雄さん。型破りでバリアフリーのためには手段を選ばない中嶋さんは「バリアフリー活動家」と呼ばれる。タクシー運転手だった彼は、38年前、乗車拒否にあっていた車椅子の障がい者を乗せたことがきっかけでボランティアに関わるようになった。介護タクシーで障がい者が外出できるようになると、次に問題になったのはトイレだった。中嶋さんは次々に直面する問題の解決に取り組んでいく。◆2009年、中嶋さんの喜寿を祝う会が開かれた。仲間の拍手喝采に囲まれる中嶋さん。しかし家族を省みず活動に没頭する父親は、二人の娘はにとっては「よそのおじぃ(おじさん)」だった。建築技師として公共施設を設計していた江端さんは、中嶋さんのような過激な人がいたから、岡山県で全国に先駆けて福祉のまちづくり条例が出来たと振り返る。名物ボランティアとなった中嶋さんは、わたぼうしコンサートで“あなたも障がい者になれます”という詩に出会い、バリアフリー社会は人のためではなく自分のためだと気づかされる。そんなある日、疲れやすいのは年のせいと思っていた中嶋さんは、余命半年と宣告される。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組