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ラジオ番組

福井人物伝 藤野厳九郎

番組ID
R21043
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放送日時
2013年05月27日(月)21:00~21:49
時間(分)
42
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
福井放送(FBC)
製作者
福井放送(FBC)
制作社
福井放送(FBC)
出演者
スタッフ
脚本:重盛政史、構成:重盛政史、演出:重盛政史、制作:私市秀子、取材:越桐清司
概要
福井県あわら市と中国浙江省紹興市が、藤野厳九郎と魯迅の師弟関係をきっかけに友好関係を結んで30年になる。魯迅が自伝小説「藤野先生」で描いた恩師が厳九郎だ。仙台医専でたった一人の中国人留学生だった魯迅を、厳九朗は親身に励まし指導した。あわら市にある藤野厳九郎記念館の資料は二人の関係や交流を物語るが、厳九郎に関する資料はわずかしか残っていない。厳九郎は少年の頃、村内の私塾で漢語「為庶」についての教えを受け、自らも藤野為庶と号した。「庶民の為に、普通に尽くす」という為庶の精神で接した交流が、魯迅にとっては終生消えぬ出会いとなった。誰しも恩を着せずにした何気ない普段の行動や言動は忘れてしまうが、相手には一生の恩になることがあるのだ。明治から大正、そして昭和初期、時を越えて数少ない資料と証言から藤野厳九郎に近づけば、その時代を生きた“普通の人”の姿が見えてくる。

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