テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

ラジオ深夜便 明日へのことば 津波を伝える民話の力 小野和子(1)

番組ID
R21497
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2013年11月07日(木)04:05~04:59
時間(分)
40
ジャンル
adaptive_audio_micトーク・ワイドショーcinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
制作統括:中村豊
概要
みやぎ民話の会顧問の小野和子さんは、民話を語る人々に会って話を聞く民話の採集を、42年間続けている。民話は「語る」ことと、共感をもって「聴く」ことで成立するものだと小野さんは言う。東日本大震災では、民話の会の仲間も被災した。しかし被災5か月後には、民話の語り手から震災の体験を聴く集いを開き、全国から200人が集まった。◆2回シリーズの1回目は、あの日を語り継ぐために開いた「みやぎ民話の学校~津波を語る~」について聞く。小野さんたちは数年おきに、民話を聞く「みやぎ民話の学校」を開催してきた。2011年も開催予定だった民話の学校は震災で中止になったが、「全部流されたけど、私には民話が残った」という語り手の言葉に動かされ、小野さんは、何らかの形で「民話の学校」を開こうと決意した。6人が語る震災の体験に参加者は全力で耳を傾け、それは「語る」と「聴く」の原点を思わせる、密度の濃い時間となった。

同じ年代の公開番組

中四国ライブネット 徳島発 阿波弁でごめんなして

中国・四国の8局が持ち回りでそれぞれのエリアの様々な情報を発信する「中四国ライブネット」。今回は四国放送の制作。◆ 「阿波弁でごめんなして」は四国放送ラジオで20年以上前から続く人気コーナーで、毎回、誰も聞いたことのない阿波弁がリスナーから寄せられる。それが実は、絶滅寸前の言葉であることも多い。狭い地域の中だけに残っている言葉もあれば、徳島の方言でなく他県で通じることもある。そんな言葉の面白さを中四国8局ネットで取り上げた。◆前半のテーマは阿波弁。「つまえる」「いけるで?」など他県で通じない言葉も多い。事前に「正座する」の方言を募集すると、「おかっこまり」と「おちんこま」の二つのグループがあった。その言葉の起源を探る。後半は「中四国各地の比較」と題し、ヘビ、サル、カエル、メダカなどの生き物の名前、「アホ・バカ」の言い方について多くのお便りが寄せられた。偶然つないだ和歌山県からの「疲れたことをこわいと言う」という電話は、言葉のプロの仙波教授を「北海道や東北にしか残っていない思われた言い方が和歌山の一地域に残っていた」と驚かせた。


school教育・教養radioラジオ番組